勝手七十二候は、ただいま「夏菜熟」です(笑)
ホントは、昨日から「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」なんですが、東京には、鷹…いるんだろうか?
なんか、動物園でもちゃんと見たことがないような…。
ってコトで、やっぱ、いつものように勝手七十二候を作ってみた次第。
「なつさいじゅくす」と読んで、いよいよ「なつやさいの旬」。
個人的には、夏野菜解禁の時期!の意味を込めてみました。
実際、胡瓜も茄子もトマトも安くなった!
茄子(なす)、胡瓜(きゅうり)、トマトなんかは、通年売られているものだけど、私は暑くならない限りは積極的に食べる気がしない。
まずは、これら夏野菜が、カラダを冷やす性質を持つってのがある。
しかし、もっと大きな理由は、夏場の安さを知っているから(笑)。
今日はどうだっ!
一本30円也!で6本購入!(←母の家に帰れば、裏の畑になっているので実質タダなので、これでもなお高い。だけど、冬場は、1本108円とかいう時期だってあったからね)
夏なら大量の胡瓜もあっという間に消費。
もしや私は河童?と思う。
買ってきたら何をさておき味見をしたいよ。
まずは、ザザッと洗って、味噌。
塩も合うね。
ホントは、暑いほうじ茶のお茶請け…といきたいけれど、座って落ち着いてしまうと、次の作業に差し支えるので立ったまま食う(笑)。
もう、マジ「胡瓜を食う」って感じがぴったりなんだなぁ~!
残りは、薄く輪切り⇒塩もみをして…
うーん、このグリーン美しすぎるっ!
これを、ジップロックに入れて冷蔵保存。 さて、超苦手な夏ですが、胡瓜、茄子、トマト、ほかもろもろの夏野菜がどーんと安くなるのは、なかなかにステキ! って知ってました? 論より証拠。 良く見えないか。もっと拡大! ほら、右上とか、葵の御紋に似てませんか? 実は、庶民が徳川さんの葵の御紋を食い散らかすわけにはいかないってコトで、江戸人たちは、胡瓜は、必ず斜めに切って、葵の紋が出ないようにしたんだとか。 上方にも同じような事態が起きていたらしく。 神紋「木瓜」がやっぱり輪切りに切った胡瓜の切り口に似てるからなんだそうです。 この時期、胡瓜を買って⇒輪切り⇒塩もみするときに必ず思い出すこの話。 実際、胡瓜を輪切りにして、徳川さんの御紋or八坂神社の神紋を目にできたなら、その胡瓜はあたり!
熟して味もいいんですよね。 そう、あまり若い胡瓜は切ってもこんな風にうまくカタチが浮かばないんでした。 しかし、スサノオに徳川将軍家。 胡瓜って、かなり侮れないやつですわ。 ◆今日は、2015年7月19日/旧暦6月4日/水無月丙申の日
ここまで一気にやっておくと、サラダや酢の物、なんでもござれなんですよねぇ。
この先暑さが増すにつれ、胡瓜一本、茄子一個が20円とか、トマトも一個100円を切る日がやってくる…はず。おまけ:江戸人は胡瓜を切るなら必ず斜めに
実際、胡瓜をきっちり輪切りにし、じっくり眺めてみましょう。
こちらは、スサノオノミコトをご祭神とする八坂神社が、祭礼の期間胡瓜絶ち。
◆日の出4時39分 日の入18時55分/月の出7時30分 月の入20時38分