あらら?まだ夾竹桃が咲いている?
いつもと違う道を通って駅へ向い、角を曲がったとたんに見えた赤い塊。
近づいてみたら、やはりそう。
思えば、2014年七十二候「綿柎開」の、勝手七十二候「夾竹桃栄」だったっけと、にわかに思い出しました。
「綿柎(わたのはなしべ)」は、100%見当たらないので、せめて、晩夏の街で、目立って花咲いているのは何かしら?
…と探して、やっぱ「夾竹桃」が元気だよね!
と、思ったのでしたが、なんだって今年はすっかりその存在すら忘れてたっ!
夾竹桃よごめんなさいっ!
理由は、白い夾竹桃
白い方の夾竹桃の樹を見つけたのは、6月中旬。
ちょうど、入梅過ぎの「ご近所花地図」を、記憶の中でアップデートしようとうろついていたころでした。
さすがに、あっちの白い夾竹桃の花は終わってるだろうね。
もしや、夾竹桃の花の頃って、白⇒赤とずれがあったりするのかな?
と、今度は帰宅時、そちらをまわってみれば…。
ぎょぎょっ!いまだ白い塊がっ!
確かに、夾竹桃の白い花です。
「ぎょぎょっ!」とかいう驚き方が失礼なほど美しく咲いております。
「夾竹桃」の花の頃は長かったんだった!
たしか、「百日紅」とおなじころに咲き始め、やっぱり、おなじく100日ぐらいは花をつけつづけるんじゃないだろうか。
白い方は、もうそろそろ70~80日は咲き続けていると思う。
赤も、私が気づかなかっただけ…と思う。
(暑くて、外に出なかったからねぇ…)
とにもかくにも…。
扇風機の羽みたいなカタチの一重の白も。
八重のピンクも。
まだまだ元気に咲いて、たぶん、このまま9月いっぱい咲き続けるのかな?
となれば、夾竹桃は、夏を告げる花にして、夏の名残の花でもあるってコトですよね。
美しいのに、まあ、なんとタフだこと。
◆今日は、2015年8月26日/旧暦7月13日/文月甲戌の日
◆日の出5時08分 日の入18時18分/月の出15時21分 月の入0時58分