七十二候は「地始凍(ちはじめてこおる)」。もちろん、凍らないので、今年も勝手七十二候「林檎実(りんごみのる)」としてみます。 /11/13=旧10/2・癸巳

季節の暦・七十二候は、今日から「地始凍」の季節に入りました(11月13日~17日)。
読みは「ちはじめてこおる」で、そのとおりに、大地が凍る頃。

懐かしい「霜柱」なんかが想像されて、「ああ、いよいよ冬本番だ!」と思わせます。
しかし「霜柱」…東京で出来るのかな?

いやできないって。
東京地方に限らず、相当寒い地域じゃないとさすがに、まだ地面は凍らない。

この暦が使われていた江戸時代から明治初期の11月中旬ってそんなに寒かったのかしら?
と、平成の世では、ちょっと不思議に思う暦アイテムの配置です。

ってコトで…。

今年も勝手七十二候「林檎実(りんごみのる)」の頃です。

とすることにした。

ええっ!またりんごですか?
今年は、10月中旬ぐらいから安くなったとか言って食べてたよね?

ええ、まあね。
そうなんですよね。

でもね。
先日帰省した日々に、まじかで眺めた福島のりんご。

福島のりんご

たわわに実って収穫の時期を、今か今かとまっていた。
この光景には、毎年並々ならぬインパクトを感じる身としては、お店で買ってくるりんごの旬とは別モノと考えたい。

それとね。

数年前、これが普通だった、
福島の母の家のあたりの11月の光景。

ずいぶん遠くからもりんご畑が見えていたし…。

福島のリンゴ畑

ちょっとそこまでの買い物は、りんご畑を眺めつつでかけたりする。

りんごの木

この光景が、2011年の東日本大震災あたりを境に、みるみる減って⇒住宅地化。
福島…人口が増えているわけじゃないのに、大丈夫か?って感じ。

なので、写真だけでもここに載せちゃっとこうかなというたくらみもあるんです。

そして、「いよいよ福島のりんごの収穫が始まったみたいだよ。」
との声を聞くころは、不思議と、どの地域から集まってくるりんごもさらに一段と安く売られるようになる。

その目安としても勝手暦化しとく意味あるかと思う。

そして、本格的に冬の気配が近づくころ

故郷から今年もぎたての「ふじ」が送られきます。

ふじりんご

これがまた、蜜がたっぷりっ!

蜜いりりんご

ああ、楽しみ過ぎるっ!

◆今日は、2015年11月13日/旧暦10月2日/神無月癸巳の日
◆日の出6時14分 日の入16時36分/月の出7時15分 月の入17時53分