七十二候は、朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)。いやいや、まだ紅葉狩りも楽しんでませんって!焦りますっ!!/12/1=旧10/20・辛亥

季節の暦・七十二候は、いつの間にか「朔風払葉」に入っておりましたっ!( 11月27日~12月1日)
しかもなんと今日まで??
読みは、「きたかぜこのはをはらう」で、北風が吹いて、木々の葉を散らす頃ぐらいの意味。

落ち葉

えっ!その前に紅葉だよね?
と、暦の上でのこととはいえ、毎年この時期、軽く焦りを感じるんですが
…ああ今年もかいって感じ。

東京地方は11月下旬に入ってやーっと、木々が紅葉してきたと思ったら、もう落葉かいっ!
と突っ込みたい気分でもあります。

木々の色付きは、明け方の気温が10度を下がってやっと始まるんだって?

そして、約20日ぐらいで見ごろを迎えるんだとか。
今年は、なんと11月中旬に入っても最低気温が10度を切る日がなかったみたい。
そのころは、街路樹も公園の木々もまだまだ青々としておりました。
「立冬」から約8日、遅くとも15~6日には色づくはずの、楓が緑のままで、赤く染まったのを探すの大変でした・笑)

で、勤労感謝の日あたりから、急に冬めいてきて、今度は最低気温低すぎ?

わわっ!いきなり、木の葉が降り始めたっ!

という印象の11月末から12月の入口です。
ということで、木の葉が雨のようにどどっと降る「木の葉時雨」もずいぶん目の当たりにしたようにも思う。

落ち葉

…って、我が腕では写真に撮るのはならずっ!なので、落ちたとこしかありません。
適宜想像してくださいね。

そういえば、新嘗祭の野菜の宝船を見に行った明治神宮…の森で遭遇したこの光景。

落ち葉掃き

これって、「木の葉時雨」の後始末ともいえるかしら?

明治神宮では、森はただひたすら自然の循環にまかせ、下草の世話はせず。

もちろん、肥料はやらず。
代わりに落ちた木の葉を木々の根元の土に返し、土壌を豊かに保つのだとか。
だから、木の葉を掃いて集めて、集積する…を仕事とする職員の方が多数いらっしゃるようで、森(といっても、舗装された道路のみ侵入可能。その他の場所は神域なので基本関係者以外は立ち入り禁止なんですよねぇ…。)の中には、こんな風に、木の葉を集める道具がおかれていたりする。

道具

私としては、興味津々にて、宝船よりじーっと観察したりして、通りがかった職員の方に
「どうかされましたか?」とか、職務質問(?)されてしまった(笑)。

ああ、いい感じに色づいたねぇ。

というのは、マンサクの木。
まんさく

ガマズミは、紅葉してからが本番って美しさです。

ガマズミ

桜だけはかなり早くから紅葉→落葉。もうスカスカですね。

桜

実は、街路樹の紅葉はまだ中途半端、やや悔し紛れに皇居東御苑へいってきました。
ここなら紅葉を楽しめます。

他にも都内の庭園系なら大丈夫かな?

そして、銀杏!

ああ、いきなり地面を染め始めました。
銀杏

見上げれば、まだまだ青い樹木もあるっていうのに。

帰り、上野公園へ寄ったら。

上野

ド定番の写真。
銀杏の色づきと西郷さん。

ちなみに、この周囲では、日本語は聞こえず。
ハングル&チャイニーズが飛び交っておりました。
記念写真のポーズも、彼らの方がこだわってるみたい、(^^)vサインでにっこりなんて人ひとりもいません。
銀杏にもたれて、モデルのようにポージングする様子を眺めて、ひそかにへぇ~。

東京地方では、かなり焦らないと紅葉狩りならずかもっ!

って事態ですね。
ここ数年、夏の余韻を残しまくったまま冬になる度合いが増し続けているようにも思う。

ホントなら、ああ木々が色づいたなぁと、樹木を見上げて楽しんで⇒木枯らし⇒紅葉狩りの順ですよね。
いや、違うか。

紅葉狩りは、色づく木々を愛でることでしたね。

でも、私は、狩りたいのよね。

紅葉を狩る

ってコトで、今年もきれいな葉っぱ集めに、いまごろ、焦ってまい進します。

◆今日は、2015年12月1日/旧暦10月20日/神無月辛亥の日
◆日の出6時31分 日の入16時28分/月の出21時49分 月の入10時39分