そーいえば、「亥の日」を過ぎてたんで湯たんぽの話を!私は江戸人の真似していつも二の亥の日に湯たんぽをだします。/12/4=旧10/23・甲寅

旧暦10月己亥の日が11月19日、
旧暦10月辛亥の日が12月1日。

どちらも、もうとっくに過ぎちゃったけど、この旧暦10月の「亥の日」は、知る人にはこだわりの日です。

茶道をたしなむ人は、もちろん旧暦亥月亥の日の「亥の子餅」は常識(?)。
(⇒茶道をたしなんでない私も、無病息災のご利益があるってコトで、しっかりいただきました→詳しくはこちら

それ以外にまだあるの?
あるんです。

江戸人の暖房支度は、10月(旧暦)の亥の日と決まっていた。

寒い冬に暖をとる話ですから、ある意味「亥の子餅」よりもっと重要。
(いや、餅も重要ですが…)

特に、この日は、特別に「炬燵開き」とか「炉(ろ)開き」とか呼んで、一種の年中行事扱いだったみたい。

そして「炬燵開き」は、身分による区別もあって…。
・武家⇒旧暦10月最初の亥の日(初亥の日)
・町人他一般庶民⇒二番目の亥の日(二の亥)

だったそう。

干支は12あるので、干支でカウントする日付けは、次回が回ってくるまで12日。
町人たちは、約半月も待たされたみたいです。
寒さ対策はマジどうしてたんだろう?

平成の世なのに、なんとなく真似して勝手「炬燵開き」

…ってこたつは持ってないし、炉なんてもっとないしで、考えましたっ!

湯たんぽです。

湯たんぽ

毎年同じ湯たんぽ&湯たんぽカバーで変化がなくて恐縮です。
が、これらは、本体もカバーもかなり丈夫。
カバーの方は、たまに洗濯するんで、いつかは変えを作ろうかなぁと思いつつ、今日にいたります。
いや、大きい方は、若干毛玉が目立つかな?来年はコレをもとに新しいのを編もうかな。

というコトで、今年の3月はじめぐらいに、きれいに洗って、天日で干して乾かして…。

湯たんぽ

しまってあったのをごそごそ出してきて使いはじめ。
…たのが12月1日=旧暦10月辛亥の日。

あっ!二の亥を忘れてたっ!と思い出したのは昨日ですが、ちゃんと律儀に日付を守ってたってコトで、ここに報告する次第です。
(って、どうでもよかった?)

湯たんぽって、大発明だっ!と今年も思う。

湯たんぽを大小で持っているとなかなかに便利です。

昼間寒いときは、腿か背中に湯たんぽの小を当て、ひざ掛け⇒暖房要らず&炬燵やストーブのように眠くならない。
就寝の時は、大きな湯たんぽ⇒布団に入った時の温かさが快感。そして朝までぐっすりが可能。

こんな容器にお湯を入れて布でくるんだだけのモノが、まあなんと暖かで、便利なことか!

湯たんぽのルーツは、中国の唐のころにあるらしいけれど、具体的な発明者は不明みたい。
とりあえず、唐=中国に向かって、ひそかにこんないいもの発明してくれてありがとうと唱えつつ、今日も深い眠りにつきます。

◆今日は、2015年12月4日/旧暦10月23日/神無月甲寅の日
◆日の出6時34分 日の入16時28分/月の出–:– 月の入12時22分