季節の暦・七十二候は、今日から「鮭魚群」に入りました(12月17日~21日)。
「さけのうおむらがる」と読みますが、鮭が群らがる頃って?
鮭の川上りの頃、つまり、故郷の川を産卵のために鮭が群れなし流れに逆らって上ってゆく時期だといっています。
しかし、東京という場所でそれを見るのはちょっと…かなり難しい。
江戸時代には、隅田川とか利根川とかを鮭はのぼったんでしょうか?
うーむ。
というコトで、ひとつ前の「大雪」の次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」12月12日~12月16日のパターンに引き続き。
この暦もこじつけでいってみますっ!
魚つながりで、「たい焼き」を食してごまかしてみる(笑)。
昨年の「鮭魚群」にも、たい焼きをいただきましたので、これからずーっと、この暦の日々にはたい焼きを食す。
…と決めました。
ほかほかしたあのあったかさも季節に合ってる気がするしね。
ってコトで、今年は有名な「わかば」のたい焼き。
東京の「三大たい焼き」とか「御三家」のひとつと言われているのに、そういえば一度も食べたことがなかったかも?
と、はるばる四谷まで行ってきました。
そして、しばし並び待ちました。
しかし、この暖簾をくぐって注文するまではわずかな時間。
どなたもたい焼き買うだけなので、長い列だろうとひるむことはありません。
こうなりゃ、毎年、違うお店のモノをいただくべききだろうと、やや面倒な決意もいたしました。
しばしホカホカカイロ代わりに抱えて歩くも…。
我慢しきれずひとついただく。
…しかも路上で(笑)。
路上に立ち止まってただ黙々と「たい焼き」食べるオンナ…ってかなり変?
なので、食べながら、スマホで各種口コミを一応チェックしてみたりして(←なんの解決にもなっていない)。
いやぁ、絶賛の嵐ですね。
特に頻繁に語られていたのが「餡子がぎっしり」。
「確かにっ!」ってボリューム感です。
特に、ほんのり塩気が効いた餡子の味が私好み。
ふわっとした皮が、食すとパリッと芳ばしい…という食感も絶妙だな。
こまるなぁ、このボリュームなのに、食べた端からもう一個いきたくなるって!
養殖たい焼きと天然たい焼き
って、マジ魚の鯛のことじゃなくて、これもお菓子のたい焼きのことですが、どうゆうこと?
・一匹ずつ焼く型(「一本焼きの型」)で作るほうを「天然物」。
・大量に焼ける型を使ったほうを「養殖物」。
ってコトなんだそうです。
と知ってから、たい焼き屋さんを見つけるたび、すかさずチェックしたりして…。
もちろん、一度にごっそりと焼ける「養殖物」が主流で、いまやたい焼きの世界は「高級養殖」(=ごっそり焼いてるけど美味い)か否か(=それなりかまずい)を探るって話になってるかも?
しかし、若葉のたい焼きは、一匹ずつ焼く「天然物」。
なんか美味しい以上に、ありがたい気がしたりして…。
さあ、無事、家に着きましたっ!
無事ってのは、たい焼きのコト(笑)。
途中で食い尽くさず、無事持ち帰りました!
これから濃いお茶を淹れて、「鮭魚群」記念(←いつのまにか・笑)のたい焼き2つめいただきますっ!
…で、今年も、こうして、よそのたい焼きをいただくと、絶対、我が街「根津のたい焼き」食べたくなるんだよねぇ。
ああ、明日買いに行こうかなぁ。
たい焼きの場合は、購入する客の方が、遠くへ出向いた後に鮭のごとく地元に戻ってくるようです。
◆今日は、2015年12月17日/旧暦11月7日/霜月丁卯の日
◆日の出6時44分 日の入16時30分/月の出10時48分 月の入22時27分