季節の暦・七十二候は、今日から「草木萌動」に入りました(2月29日~3月4日)。
いままでの記憶だと今日から3月だよ!という気分に併せ3月1日はじまりだった…ような気が。
今年は、閏年なので、2月が一日余分にあるんでした。
草木=「そうもく」はそのままとして、「萌動」は、「めばえいずる」と読ませます。
「萌」だけでも、草木の芽が出るという意味で、これだけでも十分なはずですが、そこに一文字「動」を加えたあたり。
春が来た!という喜びみたいなものを感じてしまうのですが、いかがでしょうか?
「草木萌動」なら、急に気になるコンクリートのすきまとか(笑)。
もうほんとに普段は見過ごしまくってるんですが、暦が「草木が芽生えているよ!」と言い始めればいきなり気になってくる都会のコンクリートの割れ目とか。
ふーむ。これはホトケノザ(仏の座)?いや、紫の花が咲き始めてて…とするとカキドオシ(垣通し)かな?
アスファルトの道とコンクリートの壁の直角に交わるところなんてねらい目です。
これはスズメノカタビラですね。
もう花が咲いている。
育ち始めたら真っ先に駆除される草だけど、個人的には好きな種。
これも好きな草ですが…。
名前を調べないまま今に至ります。なんて名か知ってます?
あとはやっぱり多いのがタンポポかな?
さっそく、もぞもぞと這い出して、可愛い姿をのぞかせている草々たちです。
おやっ!もう、花咲いてるタンポポもある?!
これは、もう今日目が覚めた…風なタンポポの開花。
まだ眠いんだけどォとか言ってそうな気さえします。
「雨水」に連なる七十二候は
春のリアルを暦アイテムに迎えます。
まずは、地面から温まり「土脉潤起」。
土壌が潤えば、そこから水蒸気があがって「霞始靆」。
つまり、冬じゅう乾燥していた空気も、柔らかく湿り気を帯び始めたというわけです。
ここまでお膳立てがそろえば、次は、草木の登場。
冬の寒さで止まっていたものが、まさに「動く」。
となれば、ヒトも動く!
さあさ、ワクワクしながら、外に繰り出しますよ!
◆今日は、2016年2月29日/旧暦1月22日/睦月辛巳の日
◆日の出6時12分 日の入17時35分/月の出23時26分 月の入9時37分