さては、妖怪が目覚めたかっ!
…といった佇まいで咲き始めたのが、5月上旬。
あっという間に、花弁にアイロンかけたみたいに爽やかに咲き誇ってます。
山法師の花。
なんかこの花って、「旅の日」にかこつけて、その由来になった松尾芭蕉由来のエリアをうろついていると必ず目に入ってくるんだなぁ。
なんで、個人的には初夏を代表する白い花みたいな印象。
といっても東京あたりじゃ、そうたくさん咲いているわけじゃないんだけど。
わわっ!
もう緑萌ゆる木々を白いハンカチで覆っているみたいだっ!
山法師の木はそうそうたくさんないけれど、あるところにはある。
たとえば、上野公園の中には、いつのまにか、これでもかっ!ってぐらいに植樹されておりまして…。
まだ低木なので、花の写真も撮り放題。
あとは、おなじみ皇居の庭。
皇居東御苑の二の丸庭園にも一本大きな山法師の木があります。
そろそろ眺めに行かなくちゃね。
山法師は、妖怪→爽やかな布→青いキャンディ-
→赤いキャンディー→火星人という変遷を遂げます。
って、なんのこっちゃい?
いやいや、個人的には、花の咲き始めは妖怪の目覚めのように見えてしまい(一番上の写真)。
普通に見ごろの頃は、ピーンと伸びた花弁が爽やかな白い花。
花が散ってしばらくするとこうなって…。
やっぱどう見ても、棒付きキャンディの青と赤。
チュッパチャプス…とか、似てない?
そして、またしばらくたつと、最後は、大きく膨らんで、ほ~らっ!
この実を、頭の中で、宇宙空間に置いてみよう!
火星っぽくない?
って具合に、山法師は、観察しがいありまくりの植物で、もう花が咲いたら、定期観察必須なのです。
ちなみに、写真から推定ですが…。
・妖怪の花咲き始め=5月上旬
・山法師の花の見ごろ=5月中旬~下旬
・実のキャンディ状態⇒6月中~下旬
・火星状態⇒10月ごろ
…という感じになっております。ご参考まで。
◆今日は、2016年5月17日/旧暦4月11日/卯月己亥の日
◆日の出4時35分 日の入18時41分/月の出14時28分 月の入2時03分