7月に入れば早々に、店頭にはお盆のお供えが登場。
籠に盛られた野菜や果物。
割高だけど、毎年、購入欲がかなり増す。
だってかわいいんだもの。
もちろん、東北へ帰って旧暦盆を迎える予定の私は、グッとこらえて見るだけだけど(笑)
ご近所の寺には、ひらひら涼し気な盆灯篭が飾られて…。
通りすがりに、「おやっ!もう飾ってあるのか」と…。
近寄ってみる。
このカタチ「切子燈籠」は、我が東北は宮城の七夕飾りによく似ているから懐かしい。
こちらは、たぶん釜蓋朔日たる7月1日から飾られてるんじゃないかなぁと推定。
釜蓋朔日には、地獄の釜の蓋が開いて、鬼も亡者も休日で、死者の霊魂は里帰りのために地獄から出てくる日という言い伝えがあるんだとか。
となれば、迷わず帰ってこられるように、これも迎え火同様、お盆の道行き、目印ですね。
夕暮れどきには、ちゃんと灯りがともります。
今日の東京は迎え火で…。
夕暮れ時に、路地を曲がると、素焼きの皿・焙烙(ほうろく)の上でオガラを焚いているヒトに遭遇。
そんな光景も残る東・東京の寺町です。
ああぁ、もうそんな時期なんだなぁ。
◆根津・谷中あたりの主だった切子灯籠とお盆のコトは、過去記事に詳しく書きました
⇒東京は、7月15日=新暦の盂蘭盆会。お盆の切子灯籠から、盆行事のまとめまで
◆今日は、2016年7月13日/旧暦6月10日/水無月丙申/月齢8.7日
◆日の出4時35分 日の入18時58分/月の出12時53分 月の入–:–