「勝手・夏の七草」番外特別賞はこの花「白粉花(おしろいばな)」
っていうか、いつの間にか特別賞って(笑)。
そんな賞はもちろんありません。
…ありませんが、この梅雨の時期にずーっと考えていた気がする「勝手・夏の七草」。
界隈の草花を観察しつつ、梅雨のまにまにうろついてるうち、芽が出て
⇒生長
⇒つぼみがついて
⇒花が咲く。
といった過程をくまなく観察しちゃったもんで、なにか選択から落としがたくなったのでした。
改めまして「白粉花(おしろいばな)」です。
7月下旬になれば、わらわらと育って、昼間は棒状のつぼみ。
実は、この花。
陽射しの強い真夏の間は、昼間つぼみで、開花は夕方になってからという性質をもつ。
だから「夕化粧(ゆうげしょう)」なんて艶っぽい呼び方もある。
しかし、今年の東京は、つぼみの時期に晴れ間が少なかったんで、いきなり咲いてしまってます。
7月下旬の昼間にいきなり開花!
ふーむ。
あらゆる場所で、おしろいばなの存在感!
たとえば、この場所。
ひと月ほど前は、何もない路地…だった気が。
今年もちゃんとおしろいばなの小道と化しております。
この場所は、花の色も豊富で観察しがいもあるんです。
赤い色がメインですが、ツートンのバリエーションが豊富。
◆白に赤い霜降り。
かと思えば…。
◆きりっとツートン。
◆黄色×赤も、霜降ったり…。
◆ツートンももちろん。
◆ひっそり白いのも。
そういゃあ、黄色単色がないねぇ…。
黄色バージョンを探して、しばし移動…。
わあぁぁ~!ここも咲いてるよぉ!
ほらほら黄色。
ちなみに写真を撮った時間は、午後2時ごろの谷根千~上野界隈。
例年ならば、日差しが強く、花はぜったい開花しないはずです。
今年は、いつまでもどんより暗かったからねぇ。
おしろいばなの光景は、子供時代の夏休みとひもずく記憶。
というのも、この花とすいぶん遊んでもらいましたからねぇ。
◆花のころには、あちこちからたくさん摘んできて
⇒絞り
⇒ジュースやさんごっことか。
◆その色水で、布や爪を染めてみたり。
◆夏休みも終わろうとする8月下旬には、黒い種をとってきて
⇒つぶし
⇒中から白い粉を出して
⇒おしろいだっ!
と、もちろんこれがおしろいばなの名の由来です。
ふふふっ、マジで少女ココロをくすぐりまくる花なのでした。
ふーむ。
ってことは、こんな草花を7つ探して「乙女の七草」とかっていいんじゃあないの?
つまり、「勝手・夏の七草探し」が、ことのほか面白かったもんで、さらにいろいろ探してみたい気満々になっているってことなんです。
といっても、もうすでに「秋の七草」の時期がやってくる(←はやっ💦)からやらないけどね。
◆今日は、2016年7月29日/旧暦6月26日/水無月壬子の日/月齢24.7日
◆日の出4時47分 日の入18時48分/月の出0時21分 月の入14時21分