二十四節気は、「処暑」に。季節はそろそろ暑さが和らぐ頃と暦は言ってるけれど、東日本はいきなり台風の季節。…過激すぎ。/8/23=旧7/21・丁丑

今日は、二十四節気の「処暑」の日です。

もう「立秋」から半月もたって、暦としては秋の気配濃厚ぶりをより強くイメージさせるコトバです。

江戸の暦の参考書『暦便覧』だって、「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすればなり」と言っている。
「陽気」=暑さは、「とどまり」「退き」「やまむ」…ともう三連発の表現で、暑さが終焉すると強調しまくっております。

まあ確かにね。

お盆明けにいきなり東日本を直撃した台風のおかげで、惨い暑さは去って、さらにトリプルで台風が。
おかげで、残暑までも去りつつある?

涼しくなるのはいいんですが、なんだか過激な変化すぎなのが、気になるところです。

「処暑」のころのご近所をといえば、
象徴的なのは「秋祭り」近しの風景

いちばん身近な諏方神社は今週末が例大祭で、氏子エリア軒下には祭り提灯が飾られた光景。

祭提灯

神社の拝殿がぐるり、金魚の灯籠で彩られているのに気付くのも今頃のこと。

金魚の灯籠

この灯籠。
正月にはその年の干支ですが、秋祭り祝いバージョン(?)は、必ず金魚なんです。
カワイイです。

今週末には祭り支度のこんな光景も見られるはず。

そうそう、こんな祭りの準備の光景も楽しいんですよねぇ。

祭の準備

これは、諏訪台地界隈の町会の神輿…なのかな?
例大祭の前日になると、なぜか、諏方神社ご近所の養福寺山門がこんな風に。

まあ、仏教行事であるはずの盆踊りが諏方神社の境内で行われていたし、そもそも夏祭は収穫祭とか疫病封じに加えて、死者を弔う目的もあったとか。
ってことで、寺も神社もないってことですかね。

私は、日本の文化のこんなファジーなとこがかなり好きです。

ちなみに、山門前の荷物は、組み立てると、こんな威風堂々な桃太郎さんのおみこしになる。

神輿

祭り当日の賑わいも好きだけど、私としては、こんな風にちょっと気が抜けた感じの祭りの前後を観察するのはもっと好き。

なので、暦が「処暑」と告げると、密かに祭のスケジュールをメモしたりして、その日を楽しみに待ちます。

あっ!だから、今週末に台風再来襲は、避けてほしいです。

そんな予報出てないよね?

◆今日は、2016年8月23日/旧暦7月21日/文月丁丑の日/月齢20.3日
◆日の出5時06分 日の入18時21分/月の出21時37分 月の入10時02分