秋近しってことで、そろそろ「秋の七草」観察を!
今年は、初夏に入るや否や「夏の七草(あるいは梅雨の七草)」探し(こんな感じ⇒☆1 2 3 4 5 6 7 )を勝手に楽しみ。
それはそれで、嫌いな夏の到来がポジティブに感じられる効果も抜群だったみたい。
といってもやっぱり暑すぎ蒸しすぎの夏に今年もぶんぶん振り回されながら過ごし、二十四節気は「処暑」。
七十二候もいよいよ「天地始粛」の今ごろ。
やっと我に帰ったら秋っていう具合です。
ってことで、そろそろ本家本元「秋の七草」にも敬意を表し、観察の日々に繰り出してみようかと思う次第。
…しかし、いきなり台風来てるけどねぇ…。
「秋の七草」はもちろん『万葉集』の山上憶良バージョンにのっとって探し⇒愛でる。
「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花」
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」
…が、「秋の七草」の由来となった、山上憶良の二首の和歌 in万葉集。
いつもは、この中から見つけた順でブログ記事にしておりましたが、今年は、うたわれたとおりに「萩」から行こう!
ってことで、私の定番観測スポットは先日虫聴きに出向いた向島百花園の萩トンネルの状態を。
うーん。
近づけば咲いてるんですが…やっぱまだ早すぎだわ。
仕切り直して早々と咲いてた撫子からにしよう!
「秋の七草」に関しては、東京ならば向島百花園と皇居東御苑を回れば、ほぼ全部観察できてしまうのだけど。
なかでただひとつ「撫子」のみが、ぼやぼやしていると時期を外す。
ってことでこれは、夏の七草をどれにしようかリサーチに出かけた皇居東御苑にて。
これから夏になろうとしている6月中旬に咲きはじめちゃってた撫子の花。
が、どの角度から撮っても弱弱しすぎなんで、6月下旬まで待って再度。
ああ、もうこの時期に咲ききってますね。
ちなみに、向島百花園も撫子は6月の花。
秋に撫子をめでたかったら、もはや花屋さんの店先のほうが確実かもしれません。
がっ!実は今年は、花屋さんの店頭でも撫子はまだみたい。
うーん。
台風のせいなのか?
ってことで、6月の写真でご容赦いただきたく思います。
もうこうなってくると、平成の世で、撫子=秋の七草ってどーなのかなぁと思えちゃいますね。
うーん。
やっぱ、秋の七草も勝手バージョン必要かなぁ(←えっ!?)。
◆今日は、2016年8月30日/旧暦7月28日/文月甲申の日/月齢27.3日
◆日の出5時11分 日の入18時11分/月の出2時50分 月の入16時45分