秋分にいちばん近い戌の日の今日は、「秋の社日」。土地のカミサマにお供え物して豊作を感謝します。で、私も、毎年シックな秋色の果物を。/9/23=旧8/23・戊申

今日は、秋分にいちばん近い「戊(つちのえ)の日」
この日を、暦は雑節「社日(しゃにち)」と呼んでいます。

社日は「土の神」を祀る日だとか、転じて、生まれた土地の神様(産土神)に感謝する日ともいわれ、春秋2回。
土いじりを忌み、秋は、土地のカミサマに収穫物を供えて感謝とともに過ごす。

平成の世では、特に影が薄い暦日な気がしますもんで、密かに復活させています。
…って、自分の暮らしの中だけでひそやかに、秋の収穫物を供えて過ごすってだけですが(笑)。

社日のお供え

ホントは、お供え物は稲穂がメインみたいですが、私は、秋色の果物も。
今年も出回り始めた梨と葡萄。

「豊水」と山梨のマスカット「甲斐路」

いろいろ探してみたんですが、このシックな色合いが秋の社日のイメージにしっくりくるんですよねぇ。
しかも、晩夏には高価だったこの果物も、やっと入手しやすいお値段に。

なんか今後も毎年同じになりそうです。

そして、私も少しいただく。

なしと葡萄

お供えを眺めつつ、カミサマと一緒に、秋の収穫物をご相伴するイメージ。

春の社日は、種を供えて、豊作祈願だったんですが…。

昨年の秋社日にいただいた果物の種を、地面に撒いて育ててみようかと思っていたのを今の今まですっかり忘れておりましたっ!
しかし、あの時の種どこにしまったんだろ?

あれを探して…。

なしと葡萄の種

それに今年のものを足して(ちなみに、左が梨、右が葡萄)、来春こそは!
試みとしては、実がなるほど大きくするというより、発芽とその後の苗の成長を楽しみたいってことなんですが、今度は忘れずトライできますでしょうか?

春の社日は、もちろん春分の日に一番近い「戌の日」=2017年3月22日です。
ひえぇ~もう来年の3月のことかぁ。

◆今日は、2016年9月23日/旧暦8月23日/葉月戊申の日/月齢21.7日
◆日の出5時30分 日の入17時37分/月の出22時49分 月の入12時11分