季節の暦・七十二候は、「楓蔦黄」にはいりました(11月2日~6日)。
「楓」=「もみじ」、「蔦」=「つた」が 「黄」=「きばむ」で、読みは簡単「もみじ つた きばむ」。
意味もストレートに「楓や蔦が色ずく」季節という意味です。
確かに、10月下旬に入って寒い日は多かったけど、その同じく天気が良いといきなり夏日。
さすがに、もみじもつたも色づくには早かろう。
…と、とりあえず、遠回りしていつもの観察スポットへ。
楓(もみじ)はさすがにまだですね。
いつも見ている図書館横のもみじ。
まだ緑色です。
枯れ葉が引っかかっていなかったら、初夏の写真にも見えそうな瑞々しさです。
今年は、いつまでも暑かったせいで、もみじの色づきはとにかく遅れているみたい。
蔦はあんがい古い暦に忠実?
さて、それでは蔦のほうはどうかというと…。
以前は蔦の葉絡まる家とか石塀とか。
蔦の観察もし放題だったんですが、近頃は、どんどん取り壊され⇒マンションor駐車場に。
とうとう観察スポットは、2か所に減ってしまいました。
そのうちのひとつ。
ああ、今年もあったわぁ~!蔦もちゃんと色づき始めてますね。
路地裏の小さなおうちの壁ですが、ここも、いつしか空き家になって、蔦観察も毎年これが最後かなぁ…と思う。
そして、こちらは公園の石垣。
先週遠回りして通った時は、まだぜんぶ青々としてたのに、暦の一声で色ずいた?
まさにそんなタイミングです。
葉っぱの色ずきはじめは、なかなかに観察しがいがあって…。
この腑の入り具合はなかなかだわぁ…とか。
こっちの葉っぱは、偶然の虫食い(?)がお面の目の部分になりそうでは?
…とか。
そうして、しばしたたずみ、時々デジカメ向けてる私は少し怪しい?
しかし、そうとうに面白いから、かなりおススメなんですが。
色づいた木の葉を見つけたら、騙されたと思って、ちょっとだけ仔細に眺めてみましょう。
◆今日は、2016年11月2日/旧暦10月3日/神無月戊子の日/月齢2.4日
◆日の出6時04分 日の入16時45分/月の出7時56分 月の入18時35分