ちょっと遅ればせながら蕗をGET!今年も無事炊きましたっ!/5/28=旧4/11・甲辰

「蕗の薹」の頃は、東京なら3月上旬、福島あたりはお彼岸のころ。

で、蕗じたいの旬は、そこから2ヶ月後ぐらい
…と記憶しておりましたところ。

東京の5月上旬のその頃に蕗のコトをすっかり忘れ、今年は、蕗の旬を逃す(涙)。
そればかりか、逃した焦燥感からか、まだハシリで、高い実山椒に手を出してしまうという体たらくであります。

今日は、その日買ったコレとおんなじ実山椒が、なんと200円!

実山椒

(私は、350円で購入。ああ、旬はずしって怖いわぁ)

しかし…。

その実山椒のとなりに、蕗を発見っ!

救う神は、そこにいらしたみたいですっ!

遠野の蕗

この量で108円!やったぁ~!!

しかし、なんだって今ごろ蕗が?
とお店の方に問えば、「遠野産」だからいまごろが旬なんですと、チラシまでいただきました。

蕗といえば、葉っぱの陰に隠れる小さなヒト、コロボックル(アイヌ語で、「蕗の葉の下の人」という意味があるぐらいですからね)。

だけど、これは遠野物語の「遠野」の蕗だから、とれた蕗畑には、河童が登場しそうです。
実際、チラシには河童がいるしねぇ…。

さあ、蕗を下ごしらえしましょうか!

蕗は、そのへんに自生するのを採って食べる
…が、当然と思う田舎育ちの私ですので、いつもは、葉付きの蕗を買って来て、下ごしらえの苦労まで買ってしまう。
というのが、初夏の習慣。

今年は、その葉っぱがないのが、残念だけど、贅沢は言ってられません。

ちなみに、通常の茎の下ごしらえは以下の通り。

1.塩をぱらりと振りかけて、まな板で板擦りして、産毛を落とす。
2.熱湯でさっと茹でて水に晒す。
3.一本一本、無心になって、爪で丁寧に皮を剥く。

なんですが、いただいたチラシによると、この蕗は手順1を抜かしてもいいみたい?
(確かに産毛がないものね。なんでだろう?)

というコトで、ゆでましたっ!

茹でた

冷水につけて、さまし、皮をむく。

そして、今年も、わが手元は、灰汁で黒く染まる。
…と思ったら、黒くならないっ!

そして、美しい!

皮むき蕗

とにかく下ごしらえがラクラクでした!

下ごしらえが済んだら、今年は、さっと炒めて、みそを絡める

一度、蕗の佃煮「きゃらぶき」を!
と憧れてますが、そこまでの量もないので、炒めものに。

炒め物

母の家では蕗が大量に育ち、味噌炒めがいちばん美味い!というコトバにかなり激しく惹かれた結果…とでも申しましょうか?

オリーブオイルで炒めて、水で溶いた味噌を絡めるだけって簡単さ
で、びっくり!
蕗のほんのり苦味を巧みに引き出し、癖になる美味しさですっ!

…明日も売ってないかなぁ、蕗….。
と、欲たかりになる、やや危なげな美味しさでもあります。

◆今日は、2015年5月28日/旧暦4月11日/卯月甲辰の日
◆日の出4時28分 日の入18時48分/月の出13時38分 月の入1時09分