七十二候は「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」に。今年の私の初虹は、つい最近の11月上旬なんだけどねぇ。もう見納め?/11/24=旧10/25・

季節の暦七十二候は、昨日の「小雪」とともに「虹蔵不見」に入っております(11月22日~26日)。

「にじかくれてみえず」と読んで、そのままの意味。
ですが、隠れてに「蔵」の字を当てているところが、ちょっとおもしろい表現だなぁと思う。
蔵に大切にしまうイメージ…感じませんか?

そしてしまうのは美しい「虹」です。

虹の見える条件は…。

空気の湿り気に太陽のヒカリ。
しかし、空気は、どんどん乾燥してゆくし、ヒカリも弱まってくる。

暦は「小雪」といって冬を宣言すれば、もう虹の発生もなかなかに難しいというとですね。

2016年の私の「初虹」は、11月上旬の福島。

東北帰省でやや寝坊、まだ起き抜けの早朝。
母に、「虹が出てるよっ!」とたたき起こされ…。

福島の虹

おおっ!これはクリアに出たねぇ~!

表に回って、ベランダにでたら…。

虹

全景までもう少しっ!

昨夜は、雨だったし、今日は快晴。
しかし、よーく見れば湿気の残る雨雲もまだ漂ってます。
ってことで、実は、11月上旬に、ちゃんと虹の出る条件はそろっていたというわけです。

七十二候「虹始見(にじはじめてあらわる)」の季節もあるけれど…。

それは、4月の中旬で、案外いちばん雨が少ない時期だったりも…。
さらには、今年の東京の天気も、激しくて、そういや虹どころじゃなかったかも?

今年も、「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」直前が、最初で最後の「虹」鑑賞かぁ。

と、寝ぼけた頭でぼんやり考えてたら、母が柿を入れて虹を撮れと、うるさく指図する。

なので、虹の写真の最後にこんなのまで撮ってました。

虹と柿

無理やり感が笑えるので、一応、ここにお見せしてみる次第です。

◆今日は、2016年11月24日/旧暦10月25日/神無月庚戌の日/月齢24.4日
◆日の出6時25分 日の入16時30分/月の出1時21分 月の入13時46分