七十二候は「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)に。確かに街中の柑橘の樹に、黄色い実り華やかです。/12/2=旧11/4・戊午

季節の暦・七十二候は、今日から「橘始黄」に入りました(12月2日~6日)。

「橘(たちばな)」=柑橘のこと。
ちなみに、そのものずばりの名「橘(たちばな)」という柑橘種もあって、こんな風。

皇居の金柑

この種は、古くから日本に自生していた柑橘種。

暦は、ピンポイントでこの「橘」のことを言っている説と、柑橘類の総称説とあるけれど、ともかく。

今年は、この「橘始黄」=「たちばなはじめてきばむ」のころを待たずに、すでにあちこちの柑橘類が黄色く色づきまくっておりました。

近所をぐるっと歩いても、目立つ柑橘の黄色。

いちばん目にするこれは…。

夏ミカン

なんだろな?
見つけたときは、「あっ!夏みかん!」と頭の中で叫んでるけど、正確な品種は知りません。

それと、金柑もけっこう多い。

きんかん

ささっと写真を撮って、知らぬふりして横目で見てたら、金柑の持ち主(=家の住人)が出てきて、濃いオレンジのやつを、ひょいとひとつ摘まんで口に入れた!
羨ましいっ!

っていうか、もう食べごろなのかな?

そして、湯島天神の近くで偶然見つけたコレ!

文旦

これも柑橘でしょうが…大きすぎる。
なんだろ?
と知人に聞いたら、「文旦」では?と…。

って具合で、晩秋から初冬は、木の葉の色づきと柑橘のそれが同時進行でけっこう植物界は忙しそうです。

皇居の庭の柑橘も「橘始黄」なら観察しに行かなくちゃねぇ~!

そうそう、上の橘の写真も皇居東御苑にて撮ったモノ。

それ以外に、皇居東御苑の天守閣の反対側には「果樹古品種園」というエリアがあって、珍し柑橘がたくさん!

江戸時代から続く珍しい柑橘が観察できます。

ああ、暦が「橘始黄」というならちょっと出かけてみなくちゃなぁ。

◆今日は、2016年12月2日/旧暦11月4日/霜月戊午の日/月齢2.6日
◆日の出6時33分 日の入16時28分/月の出8時26分 月の入18時49分