聖夜の今日は、個人的にはじっくり『古事記』を読み込む一日
というのが、実はこのブログを書き始めてからの習慣。
当初、なんとなくクリスマスっぽい話題を書きたくなかったもんで、むりやり、こじつけたんでした(^-^:。
西欧文化のカミサマ=キリスト、ならば日本文化のカミサマで八百万のカミサマ。
となれば「古事記」だねっ!
…って具合。
ってことで、今年は、一昨年買ってその読みやすさにますますはまった池澤夏樹訳『古事記』。
ことしは、クリスマスツリー(もどき)もサンタも視界に入れつつ、この一冊を読み込みますよっ!
『古事記』は、日本をめぐるガイドブックだ!
…というとらえ方。
これって、ものすごくあり!
あるいは、カミサマたちの大胆な行動やら、天地を揺るがす大騒動やらが延々続く一大スペクタクルファンタジーだ!という気分で読むのも面白いけど、今年は、古代と平成をつなぐ日本のガイドブックとして読んでみよう!
たとえば、神代の物語の最初「島産み」からして、イザナキとイザナミが、交わった結果、生まれてくるのは、なにやら聞いたことのある島々。
最初の「淡道之穂之狭別島(あはぢのほのさわけのしま)」は淡路島。
次いで、「伊予之二名島(いよのふたなのしま)」=四国が生まれ、これは、カラダはひとつで顔が四つあるカミサマ。
なにそれ?
愛比売(えひめ)=伊予国、
飯依比古(いひよりひこ)=讃岐国、
大宜都比売(おほげつひめ)=阿波国、
建依別(たけよりわけ)=土佐国
つまり、ここで、平成の四国四県につながってくるのです。
…って感じで冒頭からこんな風。
もちろん、現代でもカミサマ由来の土地として旅人たちを魅了する「出雲」も「高千穂」もたっぷり登場いたします。
ああ、旅情を誘うねぇ。
ちょっと近場に食料調達の旅も!
って、読んでるうちにおなかが空いた。
せっかくのクリスマスなんでケーキとコーヒーで、古事記の旅もいいかもね。
…と近くにスタバに行ったら激混みで…。
ちょっとテイクアウトしてまいりました。
ちなみに、今年のクリスマス仕様のカップ、なかなか雰囲気を醸します。
…って、実は、これは昨日の事なんですけど。
なんか、今日も同じく買いに行きそう。
で、ケーキ食べ食べ、日本の八百万のカミサマもキリストさんも混ぜこぜにして身近に感じていたりして(^^♪
かっては、せっそうがないと言われたけれど、なんか、この寛容さはいいな。
…と思う聖夜です。
◆今日は、2016年12月24日/旧暦11月26日/霜月庚辰の日/月齢24.6日
◆日の出6時48分 日の入16時33分/月の出1時03分 月の入12時51分
↓おすすめの『古事記』は?と問われたら、今はこの一冊。