2月25日は、菅原道真公=天神さんのご命日。亀戸天神では、「菜種御供」の神事です。/2/25=旧1/29・癸未

2月25日は天神さん=菅原道真のご命日。

本来は旧暦なので、ホントのご命日は2017年の場合3月22日。
ですが、太宰府天満宮や北野天満宮をはじめ、天神様を祀る神社の多くは、今日を御命日として、神事が執り行われるみたいです。

東京の亀戸天神のご命日の行事は、
菜の花供えて「菜種御供」

菜の花を一本授与いただき、神前に供えて、お参りする。

菜種御供

参拝者にとっては、ただそれだけのシンプルな供養のカタチなんですが、特筆すべきはその美しさ。

本殿前を、多くの方が供えた菜の花が彩って、振り向けば、境内に咲き誇る梅の花。

梅の花

この時期に、この行事を執り行っているのがありがたくも思える、美しさです。

菜種御供のいわれは…。

菅原道真公が、<大宰府に左遷される途中、あたり一面に菜の花が咲いていた>とか、<ちょうど命日のあたりが菜の花が盛りだったから>など様々。
ちなみに、亀戸天神では、<“なたね”が“なだめ”に通じることから、神前に菜の花をお供えし、御心をお慰めする>とそのwebサイトで説明しています。

それはそれとしても、天神さんが、梅に続いて、菜の花とも縁深く結びつき、纏ったイメージの心地よさ。

神紋はご存知「梅」の意匠だし…。

梅の神紋

境内には、ゆかりとあって、梅の木はほぼ必ず。

加えて、亀戸天神には、初夏に美しいまで咲いて、数ある神社仏閣の中でも、美しさ&かわいらしさでいったら天神様が筆頭じゃないでしょうか。

っていうことで、神前で手を併せて、ついて出るのは、いつも、「美しい光景を見せていただき、ありがとうございます。」

「菜種御供」でお参りするたび、生まれてくるのは、天神様への感謝のコトバだったりします。

追記:菜の花とともに授与いただいたお神酒は…。

過去数年は、菜の花の漬物だったのが、昨年、久しぶりにお参りしたら、いただけたのはこちら。

天神さんのお神酒

ラベルに、木鷽さんがいらっしゃいました。ああ、ほぼ永久保存版。
今年もこれかな?
少し楽しみ。

◆今日は、2017年2月25日/旧暦1月29日/睦月癸未の日/月齢28.1日
◆日の出6時16分 日の入17時32分/月の出5時13分 月の入16時08分