今日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。
二十四節気のスタートは「立春」。
以降、15日毎に次の暦にバトンをつなぎ、「雨水」⇒「啓蟄」なんで、もう春がスタートしてからひと月です。
毎度のことながら、日々の過行く速度に唖然!
そうしているまにますます加速しそう!
気をとりなおして、『暦便覧』は?
「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」だから、今頃は「啓蟄」なんだと解説してます。
つまり、地中も温かさが増して、虫も穴から外にでる…から「啓蟄」とな。
「蟄」=「じっとしている」ぐらいの意味ですが(武家の刑罰で、蟄居謹慎とあるけど、それは、家の一室に籠ることだからね)、それを「啓」=「ひらく」。
と知れば、この「啓蟄」。
なかなかに躍動感あふれるコトバなんですね。
ちなみに…諸注意!
さてさて、「啓蟄」の頃。
『暦便覧』でも、穴からもぞもぞ出てくるものは「虫」となっていますが、これって、昆虫だけでなく蛇とか蛙とかを一緒くたにした意味だそう。
だからこの子も関係あり!?
そうと知って、すかさず「蛇」とか「蛙」とかの文字を凝視。
あっ!
ぜんぶ「虫」の字を持っている!
と、気づいたその日のうきうき感。
それも含めて、今日からさらに春加速気分です。
さて、「虫」たちに会えない街の「啓蟄」は…。
蕗の薹にやっと会える頃合いです。
あららぁっ!いつの間に?
ってぐらい育ってますin皇居東御苑。
1月下旬の七十二候「欸冬華(ふきのはなさく)」の頃になんか、ひとつも顔を出してなかったってのになぁ…。
ってことで、都会の啓蟄は、「蕗の薹」食べ始めと位置付ける。
さあて、蕗の薹買いに行こう!
安くなってるといいなぁ~(^.^)。
◆今日は、2017年3月5日/旧暦2月8日/如月辛卯の日/月齢日/上弦の月
◆日の出6時06分 日の入17時40分/月の出10時35分 月の入–:–