我が国は草もサクラを咲きにけりと小林一茶が詠んだ「桜」はこれかぁ~(^^♪。堪能しました桜草!/4/23=旧3/27・庚辰

今頃の花鑑賞は忙しい。
躑躅(つつじ)、文目(あやめ)に藤ときて、
あっそうだっ!桜草っ!

…と思い出して慌てています。

桜が散って、初夏を迎える今頃に咲く花。
桜に勝るとも劣らない咲きっぷりのが、なんと4種もっ!

昨日、ざっと花追いの計画をたて(笑)、さっそく桜草から見に行ってまいりました。

しかもハシゴ!

江戸の頃なら桜草は尾久原。

隅田川の上流域の河川敷は、自生の桜草でピンクに染まり、江戸人たちの景勝地のひとつ。
江戸の花景勝ガイドブック「江戸名所花暦」にも、その様子が描かれていますが…今は昔。
昭和の初めに絶滅してしまったのだそうです

近い場所に、荒川区尾久の原公園というなかなか素敵な場所がありますが、うーん、桜草復活の話は聞かない…。

尾久原だった場所からさらに下流へ。
岩淵水門で荒川と混じり、その河川敷へ…。

浮間ヶ原桜草圃場につきました。
…って、舟で?
いやいや、想像しただけです(^^♪。
我が家からは、ドアtoドアで、35分…の電車です。

わーっ!咲いてる咲いてるっ!

桜草の群生

夢にまで見た桜草の群生っ!

近くで見れば…。
桜草

花屋の店先で売られている桜草より、花が大きく元気なイメージです。

ああ、白い花もある!

白桜草
この清浄な感じが、いいなぁ。

こんなに近いのなら、毎年見に来いよっ!
…と思う。

ちなみに、ここ桜草圃場の一般公開は、25日までなんだって、ああ、ぎりぎりセーフだったぁ!

勢いづいて向島百花園へ

「向島百花園」でも桜草が咲いているらしい…??

浮間ヶ原にて桜草と戯れていた私の耳に飛び込んできた新情報!
ネットで調べたところ、鉢での展示だそうですが、なんと4月23日までっ!

ってことで思わずワープいたしました。
いや、ただのハシゴ。

向島百花園桜草

桜草の鉢が、いっぱい並んでいます。

江戸時代後半の江戸は、空前のガーデンブーム。

桜草も江戸の植木職人に愛された花の一つで、彼らは、変わり種を選んで育て、数百もの品種が生まれていたんだとか!
その多くは、絶滅してしまったそうですが、それでも、結構な種類が今に続く。

たとえば…。

蛇の目傘

「蛇の目傘」なんて名づけられたこれは、江戸人の作。

っていうか、ここにあるのは全部そうなのかな?
ちょっと不明ながら、そのつもりで長々と鑑賞いたしました。

中でも今日の気に入りはコレ。

小江戸の春

「小江戸の春」という品種。
ああ、なんかいいねぇ。

民家の庭からはみ出て飾られる桜草も可愛いけれど、江戸のガーディナーが作った桜草は細かな違いがまた興味深い。

ってことで、ああ、桜草堪能しましたっ!
間に合ってよかったぁ。

ってことで、あとは「躑躅」、「文目」、「藤」…おっとっ!
「牡丹」を忘れてましたっ…なぜこの季節は花が忙しく咲くっ!

◆今日は、2017年4月23日/旧暦3月27日/弥生庚辰の日/月齢26.0日
◆日の出4時59分 日の入18時21分/月の出2時58分 月の入14時39分