328年前の今日、松尾芭蕉は奥州へ向った。それを由来に今日は「旅の日」です。/5/16=旧4/21・癸卯

今日は、「旅の日」です。

元禄2年3月27日。
この日、松尾芭蕉は、奥州に向かって江戸を旅立ちました。

それを、新暦に直すと1689年5月16日。
…ってのが、5月16日が「旅の日」になった由来。

多くの記念日が、語呂合わせだったりするんで、この記念日は、ちょっと輝いて見える。
いや、その輝きは、新緑の季節が醸すわざ?

山法師

たしかに見上げれば、初夏の日差しをキラキラ受けて、山法師が咲く。

いやいや、やはり、人生50年の時代、46歳で初めてのみちのくの旅へ踏み出した芭蕉さんへの敬意の気持ちがそう思わせるのかも。

「旅の日」は、芭蕉さんの足跡なぞりを…。

と思い立ったのは、2年前。
こんないきなり旅情を誘う記念日だし、「奥の細道」由来の場所へ一泊二日かっ!とも意気込みますが、まあだいたいこんな場所。

1年目は、芭蕉さんが隅田川から船で千住へ向かった深川のあたりをうろついて…。

採茶庵あと

昨年は、その船で降り立ち、北へと向かった千住のあたり。

千住大橋のたもと

次は、せめて草加か、春日部か?
いや、いっそのこと日光山の日光東照宮へと?

…と意気込んでおりましたが、まだその先進まず。
ぼやぼやしているうちに、今日の「旅の日」を迎えてしまいました( ´艸`)。

というのも、旅した気になる一冊のせい。

今年の春先までは、「日光東照宮」あたりに芭蕉さんの足跡探しへといきごんで、予習代わりに読み始めたこの本。

『芭蕉と旅する「奥の細道」 歩いたルート順に名句を味わう』 (PHP文庫)

芭蕉と旅する奥の細道

これがまためっぽう面白い。

各地で詠んだ一句の意味も、そう詠んだ芭蕉の状況やら気持ち推し量りやら…もういちいち深いっ!
読了したひには、なんだか、すでに奥の細道全網羅…な感じ。

いや、いかんいかん。

今日の「旅の日」に小旅行…は逃しましたが、やっぱりちょっと日光ぐらいへはっ!
と思ってはみる今日の一日。

ああ、なんでこんなに腰が重いのだろうかねぇ…私。

◆今日は、2017年5月16日/旧暦4月21日/卯月癸卯の日/月齢19.6日
◆日の出4時35分 日の入18時40分/月の出22時57分 月の入8時36分

↓「旅の日」の今日おススメの一冊