今日は、夏の土用入りしてから最初の丑の日。
世間は、うな重やらうな丼の話題でもちきりです。
しかし、鰻…。
私の中では、好きな食べ物ランキング、ベスト3に入るほどの好物ですが、だからこそもうしばらくはいただけません。
鰻はいまや絶滅危惧種。
養殖うなぎだって、稚魚を買ってきて育てているに過ぎなくてそれを食べれば、やっぱり絶滅危惧に拍車をかける。
そして、卵から孵化するあたりの生態はいまだ完全解明はされていない。
つまり、長きにわたって世話になった鰻だし、夏土用の丑の日だからと言って、ガツガツ食っていいはずないよねぇ。
絶滅を逃れる日が来るまで、できるだけ食さないのが鰻に対する礼儀かと、思った次第。
夏土用の丑の日の食べものは「う」のつくもの。
「丑の日に“う”の字ではじまる物を食べると夏負けしない」は、江戸時代あたりに信じられ、今にも続く民間伝承的な知恵。
その言い伝えを平賀源内が上手く活用、「うなぎ」の「う」をひっかけて流行らせた。
…ということなので、今年は、そのそもそもに立ち返り、「う」のつく食べ物探し。
まずは、梅干し。
炊き立てご飯に、梅干し乗せて…。
ああ、確かに、梅の酸味を思ったら瞬時に食欲がわく。これはありだね。
つぎに、卯の花。
豆腐のしぼりかす「おから」ですが、うーん、これはありか?
しぼりたての新鮮なおからで、ポテトサラダ風。
我が家の夏に頻出のメニュー。
…それって、やっぱ、マヨネーズの酸味だろうか?
ポテトを茹でて、アツアツのうちに皮を剥いて…という暑苦しいことをしなくていいというのもあるね。
梅シロップのゼリー。
今年は、少ししか作らなかった梅シロップですが、そこにゼラチンを入れフルフル固めて…。
ふーむ、やっぱ酸味だねぇ。
つまり、夏バテには、オーソドックスに酸味補給ってことですか?
そして、やっぱり、鰻も少々。
…は許されないだろか?
というのも、今日のブログは、我が写真のアーカイブもどきから、「う」のつく食べ物を拾ってきたわけですが…。
つい見つけちゃった、うなぎの天むすっ!
ああ、ああ、食べたいぃぃ~!
がっ!
今日は、写真を眺めて、夏土用丑の日の「うなぎ」とす。
いままでありがとう「鰻」と、今日は、うなぎに感謝する日でもあろうね。
付録:先日、外出先で、某スーパー内を回遊。
“土用の丑の「うなぎ」の代わりに「なまず」を!”と、麗々しくうたっておりましたけれど…上記の理由からそれはダメです。
なまずの蒲焼美味そうでしたが、「う」のつかないものは別のPRをお願いしますよ。
◆2017年7月25日/旧暦6月3日/水無月癸丑の日/月齢1.7日
◆日の出4時43分 日の入18時51分/月の出6時29分 月の入20時11分