今日は、雑節「社日」。土の神さまを祀る日とか産神様に感謝する日とか。個人的には、土つながりで種を撒く。今日は秋・社日に蒔いたトマトのことを。/旧暦2/9・戊辰

今日は、雑節の「春・社日(しゃにち)」です。

「社日」は、春分(秋分)の日に一番近い「戌の日」と決められていて、彼岸の前になったりあとになったり。
今年のように彼岸のさなかの場合もあったりする。

「社日」は、「土の神」を祀る日で、転じて、産土神(産まれた土地の神様)に感謝する一日
…ということですが、毎年なんだか馴染みがないのは否めないなぁ。

秋・社日に稲穂に果物などを土の神様に供え。
春・社日には、その種を撒く。

馴染みがなくても暦にはかならず「社日」とあるからには、何かしたい。
で、秋・社日に供えた果物の種をとっておき
⇒春・社日にそれを蒔くと決めた。

そう決めたんだけど、昨年の秋・社日にもちょっと気まぐれに種まきをしてしまった(*’▽’)。

蒔いたのはトマトの実。

トマトを蒔く

ミニトマトを半分に切って、土の上に置くだけで、芽が出て育つと聞いたものでちょっとやってみたくなったのでした。

そして、トマトの残骸も消え、もうなにも起こらないのかなぁと思った頃、発芽!

トマトの芽

昨年の秋・社日は9月22日の秋分の日。
そして、発芽したのは10月末あたり、発芽には結構な時間がかかるものなんですねぇ。

そのままそっと少し大きめの鉢に移すと、今度は、数日で、すくすく育つ。

トマトの芽

そして、さらにすくすくと。

トマトの苗

ここまで育って、いよいよ冬に突入。

ああ、そうだよぉ、秋の次は冬じゃん(-_-;)。
…トマトも気が付いたのかどうか、このひ弱な苗みたいな状態で成長を止めた。

そして…。

越冬しましたっ!!

トマトの苗

冬場は、夜は室内に入れたりして、とにかく私にしては世話を焼き、しかし、一時期元気がなくなり少し枯れ。
もうだめかなぁと思った日もあり。

しかし、「秋・社日」に蒔いたトマトは無事に「春・社日」を迎えたのでございます。

ああ、土の神さまありがとう!

今日はそれを言いたいがため、こんな話でお送りしました。

さてさて、温かくなるこれからの日々、トマトはまたすくすくと育ち、もしや、新たな実りをもたらしてくれますでしょうか?

超期待!
乞うご期待!

…っていうか、トマトの季節を考えれば、この春・社日にトマトの実を蒔けばちょうどいいんでは?
うーん、ミニトマトでも買ってこようか。

◆今日は、2021年3月21日/旧暦2月9日/如月戊辰の日/月齢7.7日/上弦の月
◆日の出5時44分 日の入17時53分/月の出10時08分 月の入0時12分