二十四節気は「寒露」。暦が「寒」の文字を使い始めればそろそろ菊の花が旬。東京の菊まつりは谷中でスタートです。/旧暦8/19・戊辰

今日は、二十四節気の「寒露」です。

今年は、10月にちゃんと秋が来てるみたいで、塩梅よく涼しい。
…いや、寒いです。

ここ数年は、暑さ残る日々に「寒露」と言われ、ギョッ!としたりしてたけど、今年は、そんな頃合いかもなと余裕をかます。

『暦便覧』の解説「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」も、やや平常心で読んでみてます今日この頃。

同じ「露」でも「白露」のころには、涼やかでwellcomeな感じで眺めていたそれも、なんとなく「寒い」イメージ。

ああ、もうぼやぼやしてるとあっという間に冬…ですねぇ。

暦が「寒」といいだして、やっと菊のシーズン。

その菊のまつりも東京では案外盛んで、我が谷中の街では、すでに昨日からスタートを切っております。(っていうか、昨日始まって今日まで!)

会場となる大圓寺境内には、可愛らしい町娘と…。

菊人形

いなせな若者。

菊人形

などもおいでになって、静かな境内も賑々しい。

実は、幕末から明治期にかけてのこの界隈。
といっても、しのばず通りを挟んで、大圓寺と反対側の団子坂あたりは、菊まつりで江戸東京随一の賑わいだったそう。

まずは、このおふたりを眺めて、その様子を想像したりするのが楽しい。
今は、このおふたりだけですが、往時は、ものすごい数の菊人形ほか、菊の細工モノが軒を連ねたそうですよ。

ああ、見てみたい。

今年こそはの菊の鉢!

大圓寺の菊まつりは、昨日・今日(10月7・8日)の二日間。
昨日の午前中から街の各所に、小判を持った小菊の鉢が並ぶ様子も可愛くて…。

菊まつりの菊

毎年、買いたい!と思いつつ、買い逃している私。

…というのも、大ぶりのそれはけっこうお高いモノの、小さな鉢は、まつりの終わりごろには、破格の値段になってるやつ狙い。
で、狙いすぎて売り切れてしまう。

菊まつり

って間抜けな理由だったりします。

実際、小判の飾りがついても、まつりの終盤は、花屋さんで売られている鉢よりずっとお安いもんでねぇ…うーん。
ともかく、今年は、絶対入手しますよ!

◆今日は、2017年10月8日/旧暦8月19日/葉月戊辰の日/月齢17.9日
◆日の出5時41分 日の入17時15分/月の出19時14分 月の入7時56分