今日は二十四節気の「小雪」。暦は寒さを伝えてくれて、リアルも晩秋というより初冬。そういえば、菊まつりも終盤です。/旧暦10/5・癸丑

今日は、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」です。

11月下旬とはいえ、旧暦はまだ10月。
なのに、暦は、もう「雪」の字を使うんですねぇ。

とはいっても、関東地方でももうとっくに初雪…どころか積雪⇒お天気サイトtenki.jpの記録
東京も一昨日、いきなり寒波が来襲…寒いです。

いつもの『暦便覧』「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」だから「小雪」…なんだと。

空気が冷える
⇒降った「雨」も「雪」になって「くだる」=降る
…か、ああ、想像したら寒いです。

秋の象徴「菊」の祭りも終盤。
明日、続々と終わりを告げます。

ってことで、明日までやってる主だった菊まつりは以下。

・湯島天神「文京菊まつり」~11月23日木曜⇒湯島天神サイト
・向島百花園「菊が彩る江戸花屋敷」~11月23日木曜⇒庭園へ行こう「向島百花園」
・日比谷公園「東京都観光菊花大会」~11月23日木曜⇒東京公式観光サイトGO tokyo
・亀戸天神「菊まつり」~11月23日木曜亀戸天神サイト

そして、東京にいて、さらに興味はあるけどまだどこにも行っていない!
という方なら、湯島天神がおススメ。

湯島天神の「菊まつり」は、主だった菊細工がギュギュっとコンパクトにまとまってるのがバリュー。

菊細工で、大掛かりな庭をつくる「盆庭」は、今年もだるまさんがいい味だしてますし…。

盆庭

「菊人形」は、お約束のNHK大河。

菊人形

…うーん、「直虎」ねぇ。
似てないけど、ここは菊で作った着物柄を見る。

「懸崖作り」は、この左端のがいっとう可愛い。

崖作り

一本の苗にたくさんの花を咲かせそれ自体を大きな花に見立てる「千輪咲」

千輪咲き

よく見たらまあ、貴婦人のスカートみたいだっ!
と今年初めて気が付きました。

そして、同じ「千輪咲」を…。
巴錦の千輪咲

古典菊「巴錦」で作ってしまった!みごとっ!

「巴錦」は、葛飾北斎肉筆「菊図」にも描かれた古典菊。

巴菊

実は、鑑賞菊が約10年前後で消えてゆく中で、この菊は200年以上も続いているとか。
さすが、長寿の北斎に見込まれた菊ですね。

…ってな具合。
他にも江戸菊を含む古典菊多数。
近隣の小・中学生が丹精込めた菊も飾られ、程よい広さの境内の中で、ほぼほぼ主だった、菊職人による技術を堪能可能です。

明日は、祝日ですよ!ぜひ!

◆今日は、2017年11月22日/旧暦10月5日/神無月癸丑の日/月齢3.6日
◆日の出6時23分 日の入16時31分/月の出9時14分 月の入19時30分