昔「新嘗祭」、今「勤労感謝の日」。ってことで今日は、カミサマに奉納された収穫物の舟を見に!/旧暦10/6・甲寅

秋の収穫を感謝する「収穫祭」。
神社の重要行事「新嘗祭」は、ざっくり言うとそうゆうお祭り。

で、それが一般に「勤労感謝の日」となっているのはなぜかしら?
つまり、その収穫までの間には、大地を耕し、種を撒き、苗を育て、肥料や水をやり…と、さまざまなヒトの働きがあって、だから、今日は、そうして働けることにも感謝しようってことかな?

供えて感謝する先は…。

カミサマと名ずけられた森羅万象と、個人的には思っていて、太陽や空、水や空気、そして大地。
だからかどうか。

収穫物の舟

お供えされる収穫物は、こぎ出でる舟のカタチ。
こうして、緑深い明治神宮の森に置かれ、舟は大自然のただなかにこぎ出してゆくイメージを纏う。

収穫物の舟は、今年も、明治神宮の境内に並ぶ…はずで。

数年前にこの様子を知った時は、ただただびっくり。

野菜の宝船

野菜と果物、穀物などで形作られた舟は、静かに美しいのです。

さらには、全国各地から奉納された、野菜に…。

野菜

米に、その他名産品の数々の夥しさ。
ゆっくりぐるりと眺め、実は、拝殿にお参りするのを忘れた…ああ、申し訳なく。

っていうか…。

この収穫物は、その後どうやって始末されるものだろう?
…と考え始め。

もしや、出雲に集まっていた方々がお帰りになる11月に、ちょっとここに立ち寄って、八百万のカミサマ方の宴会?

巨大な鍋でぐつぐつと煮て鍋パーティーとか?
…と妄想しきり。

これって罰当たり?

慌てて、お詫びも兼ねてお参りした次第です。

明治神宮絵馬

その後…。

このまま舟は地域の神社に運ばれて、野菜を入れ替えながら、元旦過ぎまでそこに飾られている…との友人情報。
ホント?
そうそう、この舟のつくり主は、東京地区のJAみたいだし、そうゆうこともあるかもしれず。

取り換えた野菜は、食べるんだよね?

こうなればカミサマのおさがりだもの、無駄にはされず、あたりまえだよなぁ…とほっとした。
カミサマたちの鍋パーティはないけどねぇ。

本日、東京にいて、お時間があるのならぜひ一度、この収穫物の舟をご覧あれっ!
と力説したく。

◆今日は、2017年11月23日/旧暦10月6日/神無月甲寅の日/月齢4.6日
◆日の出6時24分 日の入16時30分/月の出10時00分 月の入20時20分