七十二候は「黄鴬見睨」に。暦は鶯鳴くころというけどね、鳴かない。で私は「鶯菜」買って鍋にする。/旧暦12/25・癸酉

七十二候は「黄鴬見睨(うぐいすなく)の時期です(2月9日~13日)。

暦は、いよいよ春を先取り、「鶯が鳴くころ」ですと言っています。

「まさか、まだ寒いんですがっ?」と毎年、ココロの中で突っ込み入れてますが、じゃあ、暖かくなったら鶯なくのか?

いい~やっ!
引っ越してきて、早10年はとっくに超えましたが、一度も聞いたことはありません。

上野公園の北側にJR「鶯谷」という駅があって、その南口改札付近にひっそり掲示された「鶯谷の由来」によれば、我がご近所は、立派に鶯の名所だった時期もあるそうですが、今は昔。⇒詳しくはこちらを。

まったくもって鶯は鳴かない。
いないんじゃない?
めじろはたくさんいるけどね。

「黄鴬見睨」の時期は、「鶯菜(うぐいすな)」をいただく。

・「鶯菜」=小松菜。
・京都出身の友人に言わせると「鶯菜」=蕪の仲間の青菜。

…と諸説あるみたい。

ですが、冬の青菜ならばなんでも鶯菜と思うことにして、今年は、霜があたるほど美味くなるという「菠薐(ほうれん)草」

ほうれん草

暦のコトバに併せて用意いたしました。
ちょっと曲解だけどね😊。

まだまだ高値続きますが、もう縁起物だと思って値段のことなんて気にしない。
そもそも、作り手の苦労を考えれば、気候の影響があって不作の中、ちゃんと店頭に並んだ新鮮なやつって、すごくない?

だから根元まできちんと使うよっ!

ほうれん草の根元

…って日常野菜に、ちょっと縁起を担いでみた次第。

今夜は、さっそく常夜鍋。

毎晩でも食べたいおいしさだから「常夜鍋」
私の場合は、ほうれん草のこの食べ方が好き。

水に昆布を入れて+お酒多めを煮たたせる。

昆布を水に

ほうれん草に豚バラ肉に。

常夜鍋

車麩戻したやつとか、厚揚げとかもいれて、さっと茹でる。

できましたっ!

常夜鍋

ポン酢、塩レモン、味噌+胡麻ペーストなどで、ほうれん草からハフハフ食べます。
車麩は味が染みたほうがおいしいので最後まで残し、いや、やっぱおいしかった。

ああ、明日も食べたいなぁ。

◆今日は、2018年2月10日/旧暦12月25日/師走癸酉の日/月齢24.0日
◆日の出6時33分 日の入17時17分/月の出2時08分 月の入12時36分