七十二候は「欸冬華(ふきのはなさく)」に。うーん、東京は、蕗の薹に出逢える頃まであと少しって感じ?/1/22=旧12/25・己酉

季節の暦・七十二候は昨日の「大寒」とともに「欸冬華」に入りました(1月20日~24日)。

「欸冬」=蕗のこと。
「華」=花が咲く意味。

「ふきのはなさく」と普通に読んで、意味はそのまんま。

…なんですが、七十二候では「華」を持ってくるのは華やかに咲く場合
たとえば、初夏のころの「牡丹華(ぼたんはなさく)」とか、梅雨のころの「菖蒲華(あやめはなさく)」とかね。

しかし、「蕗」って、せいぜい蕗の薹が出てるかどうか…の時期なんですよねぇ。

蕗の薹

華やか…かなぁ。
こんなだったらあるいは…華やかな気がする?

蕗の薹

いやいや、これは、数年前の東北の母の家。裏庭に出た蕗の薹を採取して、暖かな部屋で放置⇒忘却したら、二晩で食べごろを逃した…の図。
ちょっと違うけど、蕗の薹を食べるばかりではなく、確信犯で咲かせて楽しむという手もあることを知った。

雪深い中から顔出す蕗の薹ならどう?

そうそう、そうゆうことかもねぇ。

深々と降り積んだ雪も、そろそろ溶けだしたかなぁと思って見れば…。

蕗の薹in雪

そこには淡いグリーンの蕗の薹がちょこっと顔をだしている。

「ああ、咲いてるっ!」って思ってしまう気もしますね。
こうして出てくるのは、「花茎」だそうですが、それは、春がもうそこまで来てるという希望を纏った姿。
とすれば、「華」を当てた気持ちもわかるかなぁ…。

ってことで…。

今日は、皇居の庭に蕗の薹観察へ!

東京都心で蕗の薹を観察しようと思ったら、庭園へ。
特に皇居の庭なら確実です。

といっても、昨年の今頃もまだ一株も姿を見られず。
まだちょっと早いかなぁ…。

◆今日は、2017年1月22日/旧暦12月25日/師走己酉の日/月齢23.8日
◆日の出6時47分 11時53分/日の入16時58分/月の出1時36分 月の入12時32分