七十二候は「葭始生」に。東京で「葭(あし)」なんて育つわけないよっ!いや灯台下暗しの場所で発見っ!/旧暦3/6・癸未

七十二候は「葭始生(あしはじめてしょうず)」の時期です(4月20日~24日)。

またも登場した七十二候の「始」シリーズ

「葭」=「あし」or「よし」と読みますが、植物の名称。
「その芽生えが始まった」と暦はいっております。

ちなみに「葭(あし)」は、ススキに似た植物で、干潟や河川下流域にどんどん育ち、広い葭原を形成したりします。
日本の河川は、きっちり護岸工事がされていることが多いので、その光景は希少。

もちろん東京なんかで眺められるはずがない…と思い込んでおりました。

がっ!「葭(あし)」を発見っ!!

今年、もしやコレって葭じゃないの?
と気づいた場所が超灯台下暗し。

不忍池の葦

不忍池の一角に育ちまくっている水辺の背高な草。
普段は、蓮の光景に眼を奪われて全然視界に入ってませんでしたが、これはまさにっ!

とすれば、芽生えどころか…。

水鳥

水鳥たちを追いかけていた時期には、とっくに若いあしが育ってたみたい。
鳥さんの川鵜(かわう)じゃなくて、後ろの植物を見てくださいね。

私が、水鳥観察に邁進していたのが、七十二候「鴻雁北」の時期=4月上旬ですが、ああ、もしや、あんたも季節前倒しですか?

蓮の芽生えも前倒しだったもんねぇ。

こちらも今年4月上旬の蓮の様子。

不忍池の蓮の芽

今年の蓮の芽生えも、10日ぐらい早かった。
桜散る頃には、ゴミが浮かんでいるか?とよーく見たら、蓮の芽だったというのが通常。

今年は、若い葉っぱも登場しておりました。

蓮の若葉

なんかカワイイ😊。

昨日の不忍池の芽生えは…。

「葭(あし)」はこんな。

葦の若芽

そして「蓮」はこんな風。

蓮の芽

どちらも鳥さんじゃなく、葭と蓮を見てくださいね。

しかし、もう、これって初夏の光景ですかねぇ。

あああああ、今年は、夏が近い。
急いでくるなっ!(←どうも夏が苦手なもので…)

◆今日は、2018年4月21日/旧暦3月6日/弥生癸未の日/月齢5.0日
◆日の出5時01分 日の入18時19分/月の出9時10分 月の入23時44分