七十二候は「蟋蟀在戸」に。いや、東京は、いきなり寒いもんで、秋の虫は戸口どころか、もう気配すらないですが😞。/旧暦9/11・甲申

七十二候は「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」の時期です。(10月18日~22日)

「蟋蟀」=「きりぎりす」…が、寒くなったんで「在戸」=民家の戸口のあたりにやってきて鳴く。
…と暦は言っております。

やってくるのは、この「きりぎりす」ですね?

草でつくったキリギリス

いや、これは草でつくった「きりぎりす」だった😊。(←あんまりにも素晴らしいので何かの機会にお見せしたくて。向島百花園に飾ってありました。)

リアル「きりぎりす」はこちら。

キリギリス

しかし実は、暦の言う「蟋蟀」を「きりぎりす」と解釈するようになったのは明治時代の「略本暦」かららしく。

江戸時代の暦「貞享暦」では、「蟋蟀」=「こおろぎ」だったんだっけなぁ。

虫聴き

…と、この時期にわかに思い出す、マメ知識。

まあ、どちらにしても、秋らしい涼しさをぶっとばし、今年も、急に寒さを感じる秋ですが、虫も過ごし辛かろうねぇ。
…と思うのが平成時代の七十二候雑感です。

いや、戸口どころか、もう草むらでも虫の声は聞こえません。

今年最後に、夏虫の姿を見たのは…。

彼岸帰省時の母の家の戸口。

バッタ

しかも、バッタ?
…と呼んでますが、正式名称を知らないヤツ。

この種は、もっと暑い真夏の虫かと思うんですが、9月末ごろ、「在戸」しておりました。
ひとつき早く、草むらから住まいをヒトの家にうつしてたんだろか?

…いや、今年も秋だってのにいつまでも暑かったから、収穫した作物にくっついて偶然運ばれてきたんだね。

暑い暑い、いつまで暑いの?
とぼやいてるうち、いきなり暖房がいる気温になって、今年もポカァ~ン( ゚д゚)とするうち過ぎ行く秋です。

◆今日は、2018年10月19日/旧暦9月11日/長月甲申の日/月齢10.0日
◆日の出5時50分 日の入17時01分/月の出14時21分 月の入0時13分