今日は「寒中丑の日」。ということで、今年も「紅」を買ってきました。もちろん撫で牛&紅花を飾る(*’▽’)/旧暦12/5・乙丑

今日は「寒の内」の丑の日です。

江戸時代なら「寒中丑の日」は特別。
今風に言えば、コスメ商戦のかき入れ時みたいな一日でした。

紅やおしろいを扱う小間物屋の店先には「寒中丑紅」とか「今日丑紅」などと貼り出されたりもしたんだそうで、女たちはいそいそと、紅を求めに出かけた。

江戸人を真似たい私は、さっそく今年も「紅」を買ってまいりました。

寒中牛紅のルージュ

例年は、前の年に買ったのを使い切り、寒中丑紅に併せてルージュを買うという好循環。
しかし、コロナ禍マスク生活のおかげで、今年はまだ半分以上残っているだよねぇ…。

このままマスク生活がつづけば、ルージュがだぶつくことに。
もうホントにコロナ禍、去ってくださいね。

「寒の内」には、撫で牛と紅花を部屋に飾る。

これは、ここ数年の我が家の室礼もどき。

きっかけは、「寒中丑の日」に紅を買うとおまけに牛の置物がついてきたと聞いたから。

撫で牛と紅花

亀戸天神さんの撫で牛さん(の文鎮)と、紅の材料たる「紅花」(ドライですが)を飾る。

しかし、ドライフラワーにしてもこの鮮やかな紅。

紅花

それでもここから紅をとろうと考えた先人は、やっぱすごいなと思う。
さらに、寒の内に製造された「紅」は発色がことさらによいと知って、「寒中丑紅」商戦に繋げたというのもなかなかにいいアイデアですけどね。

しかし、今年は、その紅を「寒中丑の日」につければ「口から入る疫病を防ぐ」とされた件に興味津々。
これって、まさにコロナ対策になるんじゃない?

…と、もうなんでもかんでもコロナ禍退散に結び付けたい今日この頃です。

◆今日は、2021年1月17日/旧暦12月5日/師走乙丑の日/月齢3.9日
◆日の出6時49分 日の入16時53分/月の出9時38分 月の入20時57分