今日は「初閻魔」。江戸時代なら奉公人の休暇・藪入りと重なって閻魔堂は大混雑だが、現代は森閑として…それでも今年は遠慮します。/旧暦12/4・甲子

1月16日の今日は、閻魔様のご縁日「閻魔詣」です。

江戸東京には、かつての賑わいの名残か、閻魔堂のある寺社がけっこう存在。
なので、毎年、一社ずつお参りにでかけ、主だった閻魔さまにお会いする一日だったんですが…。
今年はコロナ禍ゆえに遠慮気分。

代わりにといってはなんですが…。

いままでお会いした閻魔様に一挙ご登場いただくことに!

東・東京から順にいきますっ💦

深川・法乗院の閻魔様

深川の閻魔様

こちらの閻魔様は、お賽銭を投げ入れると、風格あるお声の説法を聞くことができ、閻魔詣感満点。

小石川・源覚寺の閻魔様…の絵馬。(←写真を撮れなかったので、ちゃんと閻魔堂の中にいらっしゃいます)

蒟蒻閻魔

絵馬のお姿を見てもわかるように、この閻魔様は片目がない。
それは、蒟蒻を供え、眼病治癒を祈願した老婆に、自らの目を差し出したから…ということで、通称・蒟蒻閻魔

巣鴨・眞性寺の閻魔様は、ちょっとお若いお姿に見える。

閻魔様

紅のお召し物も鮮やか。

眞性寺から西へ。
あるいは、JR大塚駅から荒川都電に乗って西巣鴨駅へ。

西巣鴨・善養寺の閻魔様はハイテク閻魔

拝殿前に立って、暗くてお姿が見えないなぁと、思ってると。

閻魔様

いきなりヒカル(◎_◎;)。

閻魔さま

さすが、お顔が怖いです。

怖いといえば、やはり、いちばん馴染みある閻魔様は…。

馴染みある…というのもなんですが、参った回数が多いのが、新宿・太宗寺にいらっしゃる、都内最大の閻魔様。

大宋寺閻魔様

ともかく巨大ですが、お顔は案外かわいらしい。

ホントに恐ろしいのはこの方でして…。

脱衣婆

三途の川で衣服を剥ぎ取り、脱いだ着物の重さでヒトの罪を計るとされる、脱衣婆様

ああ、なんか皆様のお姿見るだけで、盛り上がってきましたっ!

今年はお参りに伺えませんが、この日閻魔様をお参りすれば、日頃の罪を許してもらえるというご利益の件。
それはそれとして、その恐ろし気なお姿で、どうぞコロナ禍退散を祈願させていただきたく!

だって、来年は絶対、閻魔詣に伺いたいもんっ。
いや、早々コロナ退散ののちには、年内にもう一回ある閻魔様のご縁日、7月16日の大斎日に伺いたくっ!!

◆今日は、2021年1月16日/旧暦12月4日/師走甲子の日/月齢2.9日
◆日の出6時50分 日の入16時52分/月の出9時06分 月の入19時57分