七十二候は「楓蔦黄」の頃となりました。確かに急に寒くなり、蔦をはじめいろいろ色づき始めた模様です。/11/4=旧9/23・甲申

季節の暦・七十二候は、ふと気づけば「楓蔦黄」の季節に入っております(11月3日~7日)。

「もみじ つた きばむ」と読んで、「楓や蔦が色ずく」季節という意味です。

いやいや、ここ数日は「霜」だの「霎(こさめ)」だの、暦は寒々しそうなことを言うけれど、紅葉はさすがにまだ…だよ。

いやっ!色づき始めちゃってるしっ!

楓(もみじ)はさすがにまだみたいだけど、蔦は暦に忠実みたい?

つい10日ぐらい前にここを通った時は、まだ青々としていた蔦の葉っぱ。
昨日通ったら、赤く染まり始めておりましたっ!

蔦紅葉

あっ!こっちもそうだな!

蔦紅葉

といっても、東京はまだ染まりはじめ、これからですね。

今年の東京地方の木枯らし一号は10月24日

そうそう、あの日以降から、突然、ストールやマフラーが恋しくなった。
いや、冷静に考えてみれば、10月下旬まで、薄い長そで一枚とか、時々暑くで半袖とかってのが異常だったのかしら?

うーむ。

そういえば、観光ポスターはちかごろ一斉に紅葉を売りにし始めたっけ。
なんてぼんやり考えつつ、帰省したところ…。

福島の蔦

福島の蔦関係の植物は、おしなべてすっかり色づいておりました。
朝晩も寒かったしね。

七十二候じゃあ、とりたてて言ってないけど、柿の葉もいい感じに色づいていた。
柿のは

この木は、寒くなると急に葉っぱがオレンジになって、パラパラと落葉始めるんだよねぇ。

ああ、しかもこの「楓蔦黄」が過ぎたら「立冬」だったぁ!

どうも、誰かが見えないところで、季節を早回ししているような。
今年も1年あっという間だったような。

いや、まだ11月に入ったばかりではあるんですが…。

またまた、あっという間に街路樹の銀杏が黄色くなって、個人的に大好きな、草も低い木々の葉も紅葉した「草紅葉(くさもみじ)」も登場!

草紅葉

ところで、こっちのようなのは、「草紅葉」っていうんだろか?

草紅葉?

草枯れたところに、紅葉した葉っぱが落ちて描いた紅葉の図。

ああ、とにもかくにも、そんな季節はもうそこまで来てます。

◆今日は、2015年11月4日/旧暦9月23日/長月甲申の日
◆日の出6時05分 日の入16時44分/月の出–:– 月の入12時42分