ああ、もう二十四節気の「清明」かぁ。…と思って少し驚く。というのも、この暦はもう春より初夏の気分を纏っているものねぇ。/4/4=旧2/27・丙辰

今日は、二十四節気の「清明(せいめい)」です。

いよいよ、清々しい印象を纏ったコトバが登場。
木々の緑もまだ若々しい黄緑色で、まさに、そんな季節ですものね…って、もう気分のみで申し上げており恐縮です。

なので、江戸時代に書かれた暦の解説書『暦便覧』ではどう言っているかも一応。
「万物発して清浄(しゃうじゃう)明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」ってコトで「清明」。

毎回、この解説を読むたび思うんですが…固いなぁ、難しいよぉ。
…とつっこみを入れたくなるんですが、そのくせ、案外好きな解説…なんです。

<此芽は何の草としれるなり>…ってまさにそうだ!

ってトコが好きな理由。

ああ、これは紫陽花の木だったかぁ…とか。
紫陽花の葉

こっちは、秋に赤い実を可愛く実らせていたガマズミだね…とか。
カマズミ

葉っぱがこれだけ育つと、枝ぶりだけだとピンと来なかった、植物の素性がわかって楽しい日々。
…って、草じゃないんだけど(笑)。

それに「清浄明潔」って、よくぞここまで清潔感あふれるコトバを並べましたねって思うぐらいクリーン&クリアなイメージ。
…ってのも、いい感じです。

つくしも終わって、スギナが黄緑に染める川土手…とか。

この明るい黄緑も今だけのものですよね。

スギナ

クローバーの緑のじゅうたんも広がってきたし…。

クローバー

おっ!もう花が咲いてる?
クローバーの花

となると、クローバーじゃなくシロツメクサと呼びたいなぁ
そういえば、静かに流れる小川のせせらぎも「清明」らしい春の音です。

そして、暦がこの時期に到達すると、草々は、一斉に花咲かせ。
雑草好きとしては、もうもう、忙しい日々が始まるのです。

◆今日は、2016年4月4日/旧暦2月27日/如月丙辰の日
◆日の出5時23分 日の入18時05分/月の出3時05分 月の入14時24分