6月27日は、英国人ラフカディオ・ハーン。のちに帰化して小泉八雲となった作家の誕生日。
好きな作家は、個人的には、逝った日を偲ぶより、誕生日を感謝して祝うほうが重要(ただし、たくさんいすぎて収集がつかなくなるので、思春期から好きで、逝ってしまった方限定)。
ということで、誕生日には著作を一冊持ち歩き、時々読んで、誕生祝い。
で、この作家に関しては、ここ数年は同じ著作を2冊。
『新編 日本の面影』と『新編 日本の面影(2)』 (角川ソフィア文庫)
今年も、朝から、目次を眺め、どの章から読もうかなぁと楽しく始める。
今年は、新たに副読本を一冊。
今年は、数年前のNHK100分de名著で放映された際のテキスト。
『NHK「100分de名著」ブックス 小泉八雲 日本の面影』 も入手して…。
さらに深く楽しめないかなぁ、と思ってもいる(*’▽’)。
『日本の面影』シリーズに描かれるのは、江戸時代の空気残る明治の日本。
ラフカディオ・ハーンは、その当時の日本を外国人の好奇心で眺め。
掘り下げ。
異国に紹介するスタンスで『日本の面影』を書いた。
だから、当時を知らない現代人の私には、当時の日本人によって描かれたものより、実はわかりやすくて楽しい。
そして、さらなる日本の歴史の深みへも誘ってくれたりもする。
ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の作品群は、結局、日本の庶民の近代史に連なるインデックスでもあるのです。
小泉八雲様。あるいはラフカディオ・ハーン様。
169回目の誕生日おめでとうございます。
そして、ありがとうございます。
あなたのおかげで、異国の暮らしや文化を知る面白さ。
そして、自国の歴史をただしく振り返る大切さを知りました。
それは、人の寛容性と可能性を広げてくれる営みでもあります。
◆今日は、2019年6月27日/旧暦5月25日/皐月乙未の日/月齢23.7日
◆日の出4時27分 日の入19時01分/月の出0時35分 月の入13時14分