「秋の七草」探し。4つ目は、可憐なコレがなぜこの名前?…の「女郎花」。毎年、花に向かってそう突っ込みいれてる気がします(*’▽’)。/旧暦8/4・壬寅

秋の七草、リアルに一番元気なのは「女郎花(おみなえし)」

秋の七草探しも、4つ目になりましたが、これは、もうしっかり今頃盛んに咲く花。

女郎花

黄色い色で、あたりをひときわ明るく染めて。

女郎花

近寄れば、小さな花の集まり…ってのもいい感じ。

だけど、このせいで「女郎花」なんて名前になったみたいなんですよねぇ。

我が雑草バイブルのひとつ柳宗民の雑草ノオト』 (ちくま学芸文庫)には…。

<オミナエシの語源は、「女飯(おんなめし)」といわれ、その米粒のような小さな花を飯粒になぞらえ、美しい黄花を女子に見立ててつけられたらしい>
…とあるんですよねぇ。

なあんか、時々、日本人の名づけセンスないなぁ~と思うんだが、そもそも山上憶良は「姫部志(おみなえし) 」と表記
このままでよかったんじゃないの?
と深く思う。

ちなみに、山上憶良さんは、奈良時代の歌人。
つまり「姫部志(おみなえし) 」の表記は、古く由緒ある名前なんです。

おっ!これは、「ひどい名前」の花コラボ?

この白地に赤い蔓性の花は、一般には「へくそ葛」と酷い名でよばれる花ですが、「女郎花」と仲良く一緒に咲いていました。

女郎花のコラボ

…っていうか、実際は蔦が、女郎花の茎に絡まって、花をひっくり返してるの図なんですが、ちょっとオツな光景😊。

いや、ひどい名前とか言ってないで。「早乙女花」(こっちの名前のほうがずっとらしい)と「姫部志」のコラボとでも名ずけましょうか、ふふふっ( *´艸`)。

ってことで「秋の七草」4つ目「姫部志(おみなえし)」(←山上憶良さんを習ってこの表記を採用)も無事鑑賞完了いたしました。

◆今日は、2019年9月2日/旧暦8月4日/葉月壬寅の日/月齢2.7日
◆日の出5時13分 日の入18時08分/月の出8時07分 月の入20時13分