七十二候は「金盞香(きんせんかさく)」の時期です(11月18日~21日)。
現代は「金盞(きんせんか)」といえば、春に咲くキク科の小花のことですが、古い暦が言っているのはこの花。
近寄ると香しい「水仙」です。
だから「咲く」に「香」の字を当てたりしてるんですね。
そんなコトバの使い方もすごく素敵!
…と思うんですが、まだぜんぜん咲いていない。
写真は、昨年の12月中旬ごろに撮った写真で、今年もそのぐらいまで待たないと出会えない。
この暦が現役だった江戸時代の今頃は、もっと寒かったってことですかね。
…ってことですね。
「水仙」は咲きませんが、その代わりにどうだ!って感じで「石蕗(つわぶき)」の花が見ごろ。
いつもは11月上旬に満開になり辺りをいちめん黄色に染める「石蕗」ですが。
今年は開花するのが一週間ぐらい遅かった見当。
やっとあたりを黄色く染め始め。
冬の夕暮れのヒカリを受けて、美しく輝いていました。
まあ、庭園の植栽ならば、「石蕗」も「水仙」も、木々の根元や、配した庭石の彩りとして植えられてるし。
遅れて咲く水仙の代わりにこの花を愛でて楽しむってのはどうだろか?
この時期、花屋さんでも水仙の切り花はとんと見ないし、もちろん、鉢植えもなしだし、いいアイデアと思うのですが(*’▽’)。
◆今日は、2019年11月18日/旧暦10月22日/神無月己未の日/月齢21.0日
◆日の出6時19分 日の入16時33分/月の出21時:37分 月の入11時19分