初めて読んだ永井作品は『墨東綺譚』。
しかも、高校の図書館で借りて読んだ記憶。
ひゃあ早熟っ💦。
と思ってもみたいが、惹かれたのは本筋とは違う、そこに描かれた東京の街の様子。
大人になってのちその界隈を回わり、素敵すぎる庭園発見のきっかけにもなった。
その庭園こそが、いまだ足蹴く通う向島百花園です。
だから、私の中では、永井荷風⇒墨東綺譚⇒向島界隈⇒向島百花園…と思わず連想ゲームが進む。
ちなみに、向島百花園が永井作品に登場するのは『日和下駄』のほうなんですけどね。(⇒青空文庫もあります。)
好きな作家の誕生日には著作を一冊。
読んで、ささやなな誕生祝。
…は、今年もいろいろ迷って『墨東綺譚』。
もうボロボロの岩波文庫バージョンです。
実は、3年前に新潮文庫バージョンを新調したんですが、見当たらないので、今日もこのボロバージョンもって向島百花園へと出向く予定。
ホントは、ほかの作品や関連作品多数だから、食指を伸ばせよ私。
と思うのだけど、どうしても、初心に戻ってしまう。
なんでだろなぁ…。
今年は、こんな展示もあるので….。
千駄木駅から団子坂を上り切った場所に立つ「森鴎外記念館」
ただいま、特別展「荷風生誕140年・没後60年記念 永井荷風と鴎外」を開催中。(~2020年1月3日)
せっかくなので、出かけて永井荷風の違う顔を知っておこうかなと思います。
永井荷風さま。お誕生日おめでとうございます。
なんと生誕140年!
寺田寅彦センセイと1歳違いなんですね。
かの日は交流もあったのかしら?
としたら、どんな話をしたんだろう?
文豪たちのたわいない話とか、勝手に妄想が膨らみます。
◆今日は、2019年12月3日/旧暦11月7日/霜月甲戌の日/月齢6.5日
◆日の出6時33分 日の入16時28分/月の出11時49分 月の入22時36分