七十二候は「天地始粛」に。まだめっぽう暑いが、確実に夏の日々は終わり行く。たとえば不忍池の蓮の光景。/旧暦7/11・甲辰

七十二候は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」の時期です。(8月28日~9月1日)

暦は「夏の暑さが収まり始めた」と言っています。
うーん、しかし暑いですが💦。

いやいや、そーいや、朝晩は少し過ごしやすくなったかも。
酷暑(とコロナ禍)で、なかなか近づけなかった不忍池にも、遅い午後なら行けるようになったしね。

今年も広がる「粛(さむし)」な光景。

「粛(さむし)」は、縮まる、弱まる、鎮まるの意味で、夏の暑さが鎮まって
⇒季節が変わると理解。

不忍池の蓮池は、蓮花の勢いはすっかり鎮まり…。

不忍池の蓮の実

広がってるのは華やかな蓮花の日々とは違った落ち着いた光景。

この時期の蓮の実の色合いは、陽の光に晒されたようなグリーンにベージュや茶色が混ざるシックな光景。

不忍池の蓮の実

これはこれで好きなんですが、実は、気分的には、花の時期からいきなりワープしたみたいで、ちょっと。
…いやかなりびっくり(◎_◎;)。

ひとつ前に来たときは、蓮花の盛りの頃だったんですよねぇ。

今年は、ホントに外をうろついてない。
が、それにしても、もう一度ぐらい蓮花を眺めておくべきだった(-_-;)。
と、やや落胆。

ややっ、これはっ!

一陣の風が通ったあとに、ピンクの花がちらり姿を現しました。

蓮の花

ああ、これはこれは。
「天地始粛」の日々に、思いがけず夏の名残りにも出会いましたっ(*’▽’)。

◆今日は、2020年8月29日/旧暦7月11日/文月甲辰の日/月齢10.0日
◆日の出5時11分 日の入18時13分/月の出15時55分 月の入0時48分