12月3日は、永井荷風の誕生日。
好きな作家は、逝った日より、生まれた日が重要。
なので、誕生日に書棚から一冊。
読んで、誕生祝い(ただし、きりがないので、思春期から好きな作家でもう逝ってしまったひと限定)。
特に、永井荷風の誕生日には、高校の図書館で見つけて初めて読んだ『濹東綺譚』を選びがち。
そして、舞台となった界隈に文庫本抱えて出かけたくなる。
だから、手持ちの『濹東綺譚』とは一緒に隅田川を何度も渡ったし(*’▽’)。
橋の欄干から、スカイツリーを見せて、驚かしたつもり。
…誰を?
永井荷風をだろか?(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
物語の舞台となったのは東向島界隈で。
それならばとばかりに、その地にある「向島百花園」で読書してみたりした。
はらり木の葉が落ちてきたりして、いい感じ(*’▽’)。
なんて感じで、どうも、永井荷風作品を紐解くとどこかに出かけたくなる不思議。
いや、作品を思い返せば、不思議でもないか。
出掛けたくない今年は、我がベランダカフェにて(*’▽’)。
コロナ禍さえなければ、今年だっていそいそと東・東京方面へ。
しかし、ごめんっ!どうもそんな気になれません。
なので、今年は、我がベランダに、椅子を持ち出した「カフェ猫の額」にて。
ゆっくり、じっくり、ココロで旅するように読み込みます。
永井荷風さま。
お誕生日おめでとうございますっ!
コロナ禍が一刻も早く去り、また、東京のあちらへふらり、こちらへふらりと気ままに訪ねて行けますよう!
今日は、そんな祈りに似たような気分で、『濹東綺譚』の物語を旅します(*’▽’)。
◆今日は、2020年12月3日/旧暦10月19日/神無月庚辰の日/月齢17.9日
◆日の出6時34分 日の入16時28分/月の出18時44分 月の入8時54分