七十二候は「鶏始乳」に。七十二候の最後は鶏の産卵を持ってきて春迎え。となると「節分」近しで「福豆」を。/旧暦12/19・己卯

七十二候は「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」の時期です。(1月30日~2月2日)

暦が「鶏が初めて鳥屋(とや)につく」と言い出しました。
つまり「産卵の時期到来」

鶏卵にも旬があって、それが今頃から始まるってことですよねぇ。
お店で売られている卵のほとんどが無精卵で、いまやいつでも卵が食べられる現代は忘れがち。
毎年、この時期古い暦に教えてもらって、ハッと気が付く次第です。

とはいえ、七十二候の72番目の暦コトバにこれをもってきた古人のセンスはいいなぁと思う。
産んだ卵を温めて5日後、雛が孵るとともに新しい春がやってきます。

春まじかとくれば、節分もすぐ!

暦が「鶏始乳」と聞けば、「節分祭」「福豆」だ!
…なんですが、コロナ禍で、節分祭はおおむね神職のみの実施になって、「福豆」の入手もやや困難。

しかし、今年も無事授与いただけました。

福豆

湯島天神の「福豆」です。

そして、なんとっ!

「鷽替えの神事」の「木鷽さん」もまだ授与されてましたので、それもいただいてきましたっ!

木鷽さんと福豆

今年1月25日の初天神に、湯島天神では「鷽替えの神事」が行われる。
とは、承知してたんですが、毎年のあの混雑と思うとちょっと怖くて、自粛していたのでした。

例年は、あっという間に無くなってしまう「木鷽さん」たち。

木鷽さん

同じように出かけられなかった参拝者向けに社務所で授与を続けてくださっていたみたい。
今年の干支の「丑」バージョンも我が家に(*’▽’)。

旧年の「木鷽さん」は、後日神社にお返しするとして、しばし我が家にはたくさんの「木鷽さん」たち。

木鷽さんと福豆

一緒に並んでいただき、節分の日まで、「福豆」を見守っていただくということにします(*’▽’)。

求めた「福豆」は、「節分」までのしばらくの間、神さまにお供えしておくというのが作法
今年は、わが家のなんちゃって神棚に、木鷽さんとともにお供えし、節分の日を待ちます。

ちなみに、今年の節分はいつもより1日早い2月2日です!

◆今日は、2021年1月31日/旧暦12月19日/師走己卯の日/月齢17.9日
◆日の出6時42分 日の入17時07分/月の出19時44分 月の入8時25分