七十二候は「蟷螂生」に。暦がこう言い出したら、夏の保存食を仕込む街暮らし。今日は山椒の実(*’▽’)/旧暦4/26・乙酉

七十二候は「蟷螂生(かまきりしょうず)」の時期です。(6月5日~10日)

古い暦は「蟷螂(かまきり)が生まれる頃」だと言いだしました。

蟷螂の成虫の姿を見始めるのは、夏から秋にかけての記憶。
それが、こんなに早く生まれるんですねぇ。

たしかに、母の家の裏庭なら、伸び放題の雑草の中に、ミニチュアサイズの蟷螂がいたりする。
それも、やっぱ7月頃の記憶なんだがなぁ…。

蟷螂は、ミニサイズの幼虫から脱皮を重ねて少しずつ大きくなってゆそうで、その過程のどこかで遭遇したんでしょうね。

暦が「蟷螂生」と言い出したら、夏保存食を仕込む街暮らし。

ひとつ前の「麦秋至」で「麦茶」を仕込み始め、次なる七十二候「蟷螂生」から「腐草為螢」を経て、「梅子黄」までが夏保存食の仕込み時期
数年前から、そんな風に古い暦を活用させていただいています私。

そんなつもりで、スーパーの棚をチェック。
ホントは、新生姜からと思ったんですが、あまり良いものに出会えず。

かわりにこの青々とした「山椒の実」を見つけましたっ!

山椒の実

山椒の実は、家に持ち帰るやいなやの下処理が必須。
ぼんやり放置していると、灰汁が多いせいなのか、どんどん黒ずんでゆく。

山椒の実の下ごしらえ

しかし、コロナ禍の今はその前に消毒をせねばならない。
焦って手洗い&うがい、各種消毒を済ませ、せっせせっせと茎とりをいたしました。

とはいえ、山椒の実って、ここが一番の難関。
あとは、楽して仕込み、美味しい山椒の実ライフが待っています。うふふっ(*´艸`*)

沸騰したお湯に塩ひとつまみ。
弱火で、ササッと茹でまして、ただいま水に晒してる最中。

山椒の実を晒す

晒す時間に比例して、辛みが取れてゆきます。
ちなみに、私は、すぐに小さじ1ぐらいを取り出してぬか床へ。
残りは、半日ぐらい晒し⇒水気を切って⇒小さな保存袋に小分け⇒冷凍庫で保存しつつ少しずつ使います。

ちなみに、ここ数年は、豚のひき肉とそぼろにしたり、ちりめんじゃこでちりめん山椒とかが気に入りです。

◆今日は、2021年6月6日/旧暦4月26日/卯月乙酉の日/月齢25.3日
◆日の出4時25分 日の入18時54分/月の出2時03分 月の入15時01分