七十二候は「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」の時期です。(12月31日~1月4日)
新しい年の最初の七十二候は「雪下出麦」。
暦は「積雪の下では、そろそろ麦が芽吹き始める頃」と言っています。
たしかに、福島の街では、一面雪だらけですが…。
この下で密かに芽吹いているものはなんだろか?
この夏は、背高な草々が育ち放題のまま秋には立ち枯れ、冬の入り口でやっと駆除。
そこを耕す前に雪降り積むことになった。
うーん、芽吹いているとしたら、草々の芽かなぁ(*’▽’)。
例年、年末年始に雪降る福島でも、ここまで積もるのはやはり珍しい。
何かないかなぁ~と、長靴で新雪に踏み込んだら、ひざ下までグググッと沈む。
そのまま、冷たい雪が靴の中に入ってきました。
雪深い場所は避け、樹木を観察すれば、発見多数!
大地の芽吹きは不明ながら、雪の中でも樹々の葉芽・花芽には遭遇可能!
たとえば、つつじの葉芽が大きく膨らんでるのを発見!!
こんな大雪でも、植物たちは、春に向かって着々と育ってます。
これは、紫陽花の葉芽。
こんなに雪降って寒くても、ハッと気づけば、あっという間に花の頃になっちゃったりするんだよねぇ。
と、紫陽花の葉芽眺めて、紫色の花をぼんやり想像。
なんて、考えてたら、この寒い冷たい景色も、大事に愛でなきゃと思ったりします。
おやっ!
梅はもう花芽の季節か。
うーん、風が強かったんで、写真がボケボケで恐縮です。
梅花の頃は、福島なら3月中・下旬。
なのに、花芽は、もうこんなに膨らんでいます。
そんな花芽葉芽にならんで、これも面白い造形。
採り残した柿の実を鳥たちが食べた跡。
柿の蔕が、その姿のまま、枯れて枝を飾っております。
雪の中で、枯れた植物の造形美とエネルギーを湛えた新しい芽吹きが混在する。
雪に覆われて、華やかなモノは姿を消していますが、興味深い眺めが多い、七十二候「雪下出麦」の頃です。
◆今日は、2022年1月2日/旧暦11月30日/霜月乙卯の日/月齢28.8日
◆日の出6時51分 日の入16時39分/月の出6時14分 月の入15時50分