七十二候は「欸冬華」に。「華」の字を使うけど、暦が言っているのは花でなく「蕗の薹」。今頃、大地から萌黄色が顔出すと、花咲くように見えるかもなぁ(*’▽’)。/旧暦12/20・乙亥

七十二候は「欸冬華(ふきのはなさく)」の時期です。(1月20日~24日)

暦が「蕗の花が咲く頃だ」と言っています。

しかし、咲いているのは花ではない。
地面から人知れず顔出す「蕗の薹」のことを言っていると思う。

蕗の薹

花でもないのに「咲く」と言ったり、そこに「華」の字を当てるセンスがとても好き。

「大寒」過ぎたばかりの寒さのピークの日々に、ふと見つけた萌黄色
そこに暖かな春の訪れを予感する喜びを表現したかったんじゃないだろか。

さらに、こんな雪の中での発見なら、もっと嬉しい。

蕗の薹

「蕗の薹」ひとつで、ココロ華やぐだろうなぁ。

とはいえ、ちょっと前なら、東京のご近所にもあった蕗の薹生息ポイントも、みんなマンション化。
なかなか出会えなくなりました。

お店で「蕗の薹」が売られるのももう少し先。
暦にあやかり、ホンモノの蕗の薹を愛でたり、味わったりするのはちょっと難しい日々です。

蕗の花が咲き始める頃なら…。

東京で、リアル蕗の花が咲くのは、3月ぐらい。

蕗の薹の花

こんな、咲き始めの姿を眺められる頃。
実は、案外、お店で「蕗の薹」が入手しやすくなったりもする。

その日までは、しばし、写真眺めて、ココロ慰め、楽しみに待ちましょう。

もしも、コロナ禍がまた落ち着けば、母の家へ。
春が遅い東北で、蕗の薹ハンティング帰省という手もあるんだがなぁ…。

◆今日は、2022年1月22日/旧暦12月20日/師走乙亥の日/月齢19.4日
◆日の出6時48分 日の入16時58分/月の出21時05分 月の入9時25分