今日帰京。新幹線の中であっ!と思い出して、「水無月」をGET!「茅の輪」くぐって「夏越し祓」、ぎりぎりセーフッ!/旧暦5/13・己未

そろそろ福島滞在を切り上げて、今日帰京。

新幹線で東京に向かいつつも、な~んかすごく重要なことを忘れているような。

ああっ!今日は、6月晦日だっ!夏越し祓だっ!
と、荷解きもそこそこに、ご近所の神社へGO!!

駒込天祖神社の拝殿前には、今年も美しい「茅の輪」が配されて…。

駒込天祖神社 茅の輪

いつものように八の字にくぐりましょう!

まずは左回りにくぐって、正面にもどり…。

駒込天祖神社の茅の輪

こんどは右回りにくぐって、再度、ぐるり正面へ。
もう一度、左回りにくぐって、最後は、まっすぐ拝殿前へ進んで神前にてお参り。

私の場合は、さらに振り向き、茅の輪とその背景に伸びる美しい参道を眺める。

駒込天祖神社の茅の輪

ああ、なんともいい感じです。(トラックがちょっと邪魔だけど、これは近所の富士神社の開山式の出店の余波😊)

さらに、傍らの楠のご神木を見上げ。

ご神木

おおっ!「ご神気を、お授かりください」とな?

楠 ご神木

どうやるのかな?と思いつつ、木の幹に抱き着いてしばし…。

ああ、ちょっと焦りましたが、今年の「夏越し祓」は、御神気までいただき充実
今年半分の厄災を祓ったことだし、洋々と後半へ進みましょう(*’▽’)

なあんと!「水無月」も間に合いましたっ(*’▽’)。

さすがにこれは無理だろなぁ…とあきらめてたら、入手出来てしまいましたっ!

夏越し祓に由来の和菓子「水無月」です。

水無月

魔よけ厄病よけのカタチ「三角形」疫病や邪気を祓う「小豆」
それらを、ふるふる白い外郎(ういろう)で覆って暑気払いの氷の見立て

涼し気な佇まいながら、幾重にも夏の厄災を祓ってくれる頼もしい和菓子です。

和菓子屋さんにて…。

「ああ、間に合ってよかったぁ~」と言ったら
「京都界隈のご出身?」と聞かれました。

いやいや、わが身は北の出身。
ずーっと以前に、6月末に出張で京都へ行って、「水無月」のことを知ったのでした。
なあんか、いい風習だなぁ~と。

ということで、俄かに思い出したわりには、いい感じに夏越し祓完了っ!!

どうぞ、今年後半、健やかに安らかに過ごすことができますように。

◆今日は、2023年6月30日/旧暦5月13日/皐月己未の日/月齢11.9日
◆日の出4時28分 日の入19時01分/月の出15時45分 月の入1時11分

コメント

  1. 安田裕隆 より:

    懐かしい、駒込天祖神社の境内、隅っこに庚申塔がありますね。
    あそこがお気に入りでした。
    庚申信仰、大阪の四天王寺が発祥の地らしいけれど、関西では庚申塔の馴染みがありませんでした。
    東京に単身赴任、千駄木4丁目のコーポラスに住んでいたとき、駒込天祖神社や根津神社の境内の庚申塔を見て興味をそそられました。 以降、あちこちの庚申塔巡りもしたものです。

    • taomichiru より:

      更新が2か月遅れのブログだというのに、お越しいただきありがとうございます。
      お久しぶりです。

      駒込天祖神社の庚申塔コーナー。私もちょくちょく眺めに行きます。
      庚申塔、ホントに面白いですね。
      関西ではなじみがないというのが、ちょっと驚きです。もっとユニークなのがたくさんあると勝手に思っておりました。

  2. 安田安田 より:

    リプライありがとうございます。

    大阪周辺では、発祥の四天王寺庚申堂(本店)や、京都八坂庚申堂(支店)、奈良町庚申堂(支店)といった大規模庚申施設(郊外型大型商業施設みたい ^^;) があるため、そこに信仰されている方はお詣りに行くようで、市井の片隅にひっそりと佇む庚申塔がないのかもしれませんね。

    ぢつは当方、一昨年退職したのを機に、通信教育ですが奈良大学文化財学科の3年生に編入しました。 現在4年生なので卒論を書いてます。
    当初は「庚申塔」をテーマにしたいと思ってましたが・・・ 身近に庚申塔がないので諦めました。 上述のように、関西は大規模庚申施設が展開しているため市井の庚申塔が少ない説も考えましたが、論文にならない(難しい)ので諦めました。

    長男が、今年春まで本駒込の富士神社近くに住んでまして(当方の勧めもあって居を構えたようなものですが、2年経って彼女と暮らすために千葉に引っ越しました)。
    本駒込を拠点に文京区の庚申塔を研究したいとも思ってましたが(以下サイトが参考になります)・・・
    http://tatsu024632.livedoor.blog/archives/cat_376905.html
    コロナ禍で東京には行けずじまい、文京区住まいとも縁が切れ、こちらも断念です。

    現在は、奈良法華堂の不空羂索観音像をテーマとして書き進めています。
    不空羂索観音とは、信じれば必ず願いが叶って空しい思いをしない「不空」、捕縛用の縄「羂索」で人々の悩みを逃がすことなく救済する観音菩薩さまです。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/東大寺不空羂索観音立像

    十一面観音の2倍の現世利益が得られるとされる強い法力をもった仏さまです。
    奈良にお越しの節には、東大寺法華堂(三月堂)にもお寄りください。
    お隣の二月堂は「お水取り」で有名でしょうが、三月堂も素晴らしいですよ。

    長々とすみません。

    • taomichiru より:

      貴重な情報をありがとうございます。
      しかし、都内は庚申塔だらけですねぇ。すごいっ!