6月晦日は、江戸のお富士さんたちの開山式。
昨日、駒込天祖神社で夏越しの祓いを無事完了!
その足で、向かったのは、同日、開山式を終えた駒込のお富士さんです。
いつもは森閑とした境内も、7月2日まで続くお山開きの間は、祭りの屋台で賑々しく。
そして、ああっ!ありましたっ!!
「お富士さんの花万灯」今年バージョン(*’▽’)。
お富士さんの花万灯は、お山開きがなされたしるしです。
今日の開山式に先立ち、駒込富士講の方々が掲げ、この界隈を巡ってここに在ります。
思えば、長いコロナ禍の間、山開きは中止続き。
昨年、3年ぶりに眺めて、とても嬉しかった記憶が、今年もしっかり蘇ります。
山頂の拝殿にてお参り。そして…。
ああっ!そうだっ!
と、授与のため飾られた「麦わら蛇」眺めて、昨年のそれを持参してないことに気付く。
実は、夏越しの祓と同じく、福島帰省中は、お富士さんのお山開きのこともすっかり失念していたのでした💦。
ままよいっ!
開山式は、まだ続く。
また出直してまいりましょう。😅
参拝したら、富士塚の様子を眺めつつ下山。
駒込のお富士さんは、もとは古墳だったともされ、江戸初期に勧請、創建。
拝されているごつごつした岩は、ホンモノの富士さんから運んできた溶岩で、賑やかな板碑は、江戸の鳶職によって奉納されたものだそうです。
そーいえば、毎夏、可愛らしいと眺めるこの石像。
富士塚として考えてみれば(いまさら😅)、あなたは、修行僧「食行身禄(じきぎょうみろく)」さんなのですね。
この方は、富士山にて断食行ののち、入定したとされる方。
しかも、往時の住まいはこの駒込界隈だったともされます。
そーいえば、多くの富士塚に配されているのですが、あまりに可愛らしくて、今の今までそう思ったことがありませんでした。
いや、失礼しました。
最後に、富士塚のふもとから花万灯を見上げる。
今年も、お山を開けてよかったよかった。
一昨年まで丸2年、お富士さんが閉じられたままだった日々を思って、ありがたさひとしおです。
どうぞこのひと夏、よろしくお願いいたします。
◆今日は、2023年7月1日/旧暦5月14日/皐月庚申の日/月齢12.9日
◆日の出4時29分 日の入19時01分/月の出16時56分 月の入1時48分