6月晦日は、駒込のお富士さんも開山式。7月2日までお祭りは続きますっ!今年も無事、お山が開けてよかったよかったぁ~(*’▽’)/旧暦5/14・庚申

6月晦日は、江戸のお富士さんたちの開山式。

昨日、駒込天祖神社で夏越しの祓いを無事完了!
その足で、向かったのは、同日、開山式を終えた駒込のお富士さんです。

駒込富士神社

いつもは森閑とした境内も、7月2日まで続くお山開きの間は、祭りの屋台で賑々しく。

そして、ああっ!ありましたっ!!
「お富士さんの花万灯」今年バージョン(*’▽’)。

お富士さんの万灯

お富士さんの花万灯は、お山開きがなされたしるしです。
今日の開山式に先立ち、駒込富士講の方々が掲げ、この界隈を巡ってここに在ります

思えば、長いコロナ禍の間、山開きは中止続き。
昨年、3年ぶりに眺めて、とても嬉しかった記憶が、今年もしっかり蘇ります。

山頂の拝殿にてお参り。そして…。

ああっ!そうだっ!

麦わら蛇

と、授与のため飾られた「麦わら蛇」眺めて、昨年のそれを持参してないことに気付く。
実は、夏越しの祓と同じく、福島帰省中は、お富士さんのお山開きのこともすっかり失念していたのでした💦。

ままよいっ!
開山式は、まだ続く。
また出直してまいりましょう。😅

参拝したら、富士塚の様子を眺めつつ下山。

駒込のお富士さんは、もとは古墳だったともされ、江戸初期に勧請、創建。

駒込富士の様子

拝されているごつごつした岩は、ホンモノの富士さんから運んできた溶岩で、賑やかな板碑は、江戸の鳶職によって奉納されたものだそうです。

そーいえば、毎夏、可愛らしいと眺めるこの石像。

修行僧「食行身禄(じきぎょうみろく)」の像

富士塚として考えてみれば(いまさら😅)、あなたは、修行僧「食行身禄(じきぎょうみろく)」さんなのですね。

この方は、富士山にて断食行ののち、入定したとされる方。
しかも、往時の住まいはこの駒込界隈だったともされます。

そーいえば、多くの富士塚に配されているのですが、あまりに可愛らしくて、今の今までそう思ったことがありませんでした。
いや、失礼しました。

最後に、富士塚のふもとから花万灯を見上げる。

花万灯

今年も、お山を開けてよかったよかった。
一昨年まで丸2年、お富士さんが閉じられたままだった日々を思って、ありがたさひとしおです。

どうぞこのひと夏、よろしくお願いいたします。

◆今日は、2023年7月1日/旧暦5月14日/皐月庚申の日/月齢12.9日
◆日の出4時29分 日の入19時01分/月の出16時56分 月の入1時48分