秋の七草探して、真夏の街を行く。
例年ならば、撫子とか、咲き始めの萩だとかがそろそろ。
しかし、今年は、さっぱり見つかりません。
ああ、今年はだめだっ!
この暑さでは、目につくのは、まだまだ、真夏の花ばかり。
たとえば、こんなレーシーな「烏瓜(からすうり)」の花。
やけにあちこちで遭遇しますが、もしやコロナ禍の間に繁殖地を広げたの?
この花のレースのような部分は、白い花びらが少しずつ裂けてこんな風になるんだとか。
花は、夕暮れ時に咲き始め、花の周囲のレース部分が、もっとパーッと広がるみたいです。
夜間にうろつかない私は、その完璧開花の様子は写真でしかみたことないんだけどね。
「高砂百合」もあちらこちらに。
ユリ科ユリ属の花ですが、栽培品種の百合と違って、植栽せずとも勝手に繁殖するみたい。
しかも、カタチが似た鉄砲百合とか、豪華なカサブランカなどが、初夏の花であるのに対し、この花は真夏の花。
危険な暑さ中で、生き生き咲くのを、ずいぶんたくさん見つけました。
もしやあなたも、コロナ禍のどさくさで繁殖したの?
で、見上げれば、これは「令法(りょうぶ)」の花ではないですかっ!!
おおっ!
この木はりょうぶだったかぁ~(*’▽’)。
花咲いてない時期は、ただただ深い茂みだと思って通り過ぎるのみでした。
花ではありませんが、これは?
杉の木の葉っぱのあちらこちらにぶら下がってるこの青い玉状のものは?
ああ、杉の実りですか?
そーだよね。
秋深くなれば、茶色く熟して地面に落ちた杉の実は、植物園などに行けば、よく見る光景。
だから、青実の時期もあるはずで…しかし、私は初めて遭遇いたしました。
ああ、なんとも爽やかな緑色が美しいこと(*’▽’)。
ってことで、秋の七草の遭遇はならず。
かわりに思いがけない夏花、実たちに出会いました。
ふーむ。
もしや、いつも避けがちな真夏に植物園に出かけると、思いがけない出会いがあったりするのかな?(←暑すぎて、行かない気がするけど😅)
◆今日は、2023年8月18日/旧暦7月3日/文月戊申の日/月齢1.7日
◆日の出5時02分 日の入18時28分/月の出6時22分 月の入19時35分