今日は、雑節の「入梅」です。
古い暦の中でも、「雑節」は日本固有の暦。
大陸由来の「七十二候」や「二十四節気」ではとらえられない、日本の気象の変化を補うために作られて、ことさらに農事関連の目安とされた。
といっても、「雑節」アイテムの多くは「立春」から数えて「何日目」という風に定められたもので、根拠は経験値のみなんだけどねぇ~(*’▽’)。
それでも、以前はリアル梅雨入りの時期と大差なく、毎シーズン「すごいっ!」と思っていたものでした。
しかし、ここ数年の梅雨入りたるや、早すぎたり、遅すぎたり。
2024年の梅雨入りは、すでに超遅くなると予報されておりますし、うーむ。
これって、やっぱ地球温暖化の影響なんだよねぇ。
遅い梅雨入りを待たずに、梅雨迎えの花はおおむね咲いたが、あの花は?
と思い出したのが「紫つゆ草」。
実は数日前。
ご近所で遭遇した、「紫つゆ草」の蕾。
鈴のような形状のこれが出てきたならば、雑節「入梅」のあたりでは咲きだすだろなぁ…と。
それが、今日「入梅」と気が付いて、買い物ついでに眺めに行ったら…。
おおっ!ちゃんと咲いてましたっ!
さらに進むと、ひなたで咲く、乾燥した「紫つゆ草」にも遭遇💦。
ふーむ。
ここしばらくは、雨も降ってないからねぇ。(上の写真の紫つゆ草は、どなたかが水やりしている気配あり。こちらは、雑草然とヒトの世話を受けずに咲く佇まい。)
ああ、乾いた「紫つゆ草」かぁ。
やっぱり、「梅雨入り」ぐらいは、古い暦どおりにやって来てくれたほうがいいなぁ、と思う日々です。
追伸!
今年は、「梅雨迎えの七草」のテーマにて、夏の七草探し。
その7つ目はこの「紫つゆ草」でどうでしょう?
どさくさに紛れた感じ濃厚ですが、そうしちゃおうっ!と(*’▽’)。
で、2024年バージョン夏の七草こと「梅雨迎えの七草」は、「紫陽花」、「立葵」、「どくだみ」、「昼顔」、「白詰草」、「紫君子蘭」、と、この「紫つゆ草」の7つ!
迎えは万全!
さあっ!梅雨よ!早く来いっ!
◆今日は、2024年6月10日/旧暦5月5日/皐月乙巳の日/月齢3.6日
◆日の出4時25分 日の入18時57分/月の出7時32分 月の入22時23分