七十二候は「桃始笑」に。「笑」という字に、咲くの意味を持たせたセンスが秀逸!そして今年は、東京でも「花桃」が咲きました!/3/12=旧2/4・癸巳

季節の暦・七十二候は、あっという間に「桃始笑」に入っていました(3月10日~14日)。

「笑」「咲く」の読みと意味を持たせ、「ももはじめてさく」と読みますが、私は、このセンスが大好き。
そのまま、私がいちばん好きな七十二候の季節の表現でもあります。

しかし…。

肝心の桃の花はどこ?東京でも咲いてるの?

…ってコトなんですよねぇ。
コトに関東エリアでは、梅が咲いたら、次は桜の開花を気にし始める始末で、桃の花は、ひな祭りにかなり高価な値段で売りだされるのみ…(涙)。

頼みの綱の、小石川植物園には、梅・椿・桜と各種品種ぞろいで植えてあるのに、桃はない。
皇居東御苑は、果樹園にも桃に木はあるし、鑑賞用の花桃もあったと思う…けど、少なくとも3月上旬はまだ咲いてなかった気が…。
で、肝心のここ数日は、観察にいけてません。

うーむ。

日比谷公園の花桃は開花っ!

って、気を持たせてすみません。
桃だって咲くところでは咲く。

花桃 日比谷公園

これは、数日前の日比谷公園の花桃。

まだつぼみもありましたので…。
花桃 つぼみ

きっと、「桃始笑」の日々の東京でも、明るく笑ってくれるでしょう!

花桃

たしかに、「笑う」の雰囲気でてる咲き方かも?

おまけ:東北の桃の花を!

もちろん、この時期に福島の桃の花はまだ咲きませんので(3月中旬は、やっと梅が見ごろになってきた感じ)4月中旬に撮った写真です。
福島の桃の花

桃の産地福島ですから、収穫用の桃の木です。

花

それが、ああなるほど、破顔一笑のこどもの顔のように咲いていたっ!
ちょっと前の福島の街なら、桃の花がそこら中に咲いて、桜の時期と開花が重なるもんで、この時期だけ、なんだかあたりがピンクにかすんで見えてた気が…します。

ちなみに、これは2011年に撮った写真。
いつもは帰省しないその時期に桃の花を眺めて写真が撮れたのも、東日本大震災があって交通手段がなくて、やっと帰れたのが桃の季節だったからでした。

しかし、これも今は無い光景(涙)。
その直後にやってきた、後継者不足による土地放出⇒宅地造成で、このあたりは全部、住宅地となりました。
ああ、この桃の花も思い出の光景かぁ…。
なので、「桃始笑」の時期、この写真もしつこく載せ続けることにしております。

というコトで、今日は、皇居の庭に桃観察に行ってみようかなぁ…と。
お隣の日比谷公園で桃の花が咲くなら、こちらももしかして満開…とか?観察結果はまたこのブログで!

◆今日は、2016年3月12日/旧暦2月4日/如月癸巳の日
◆日の出5時56分 日の入17時46分/月の出8時01分 月の入21時26分